次のイベントの為に在庫整理。
在庫場所を確保するために、すこしお片づけ。
いつだったかも覚えていないような走り書きを見つけた。
図書館で借りた本だったのかしら・・・・
それとも気に入った一文かしら・・・・。
私の部屋には、何枚かの走り書きの紙が、無数にあちこちにおいてある。
趣味というか、癖というか・・・
自分の文章もあれば、
本の中の気に入った文章であったり、
知人にいただいたお手紙の一文であったり・・・・。
大事にしたい言葉を、切り取って、走り書きしたものだ。
*
それは、「無欲」ということである。
まだ穢れに出会う前の「無垢」とも、
傷つくことを知らない「無邪気」とも違う。
乗り越えていった先にある無透明な意地とでおいおうか。
「無欲」の人は、自分のなすべきこと、
進むべき道を真っ直ぐに見据えて
それに向かって淡々と歩く。
その生き方はなにより強い。
欲に振りまわされず、
キョトキョトとあたりを窺わず
人の評価に一喜一憂することもない
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たぶん、光野桃さんの文章ではないかなぁ・・・・と思うのだけど、
自分の為の走り書きであったので、出典を書いていなくて、
ごめんなさいなのだけれど・・・・。
どういうものが好きかといわれると困ってしまう。
とてもへんちくりんなものも、
とてもすばらしいものも、
素朴なものも、
ロマンチックなものも、
ちょっと怖いようなものも、
それぞれに、いいと思う瞬間がある。
だけど、こんなの好きでしょう?と勧められるものを、
残念ながらいいと思えたことはない。
どこが違うのだろう・・・?と自分でもハテナ?だったりする。
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以前、本を買っていたベア作家さんの作品をはじめてみた。
その本がでたあと、マネッコみたいな作品が増えて、
私は、こないだまでマネッコのひとの作品しか見たことがなかった。
でも、実物を初めて見て、理屈や言葉ではない、
心の奥に響くものを感じて、
うわ~~っと感激した。
この感じなんだよねぇ・・・・と。
そして、自宅に戻り、本を見返して、
昔の作品よりも、今のほうが、私は断然にすきなのだ。
マネッコみたいな似たテイストの作品たちに見飽きて、
ああ、もう、なんか、もういいや、と思っていたのだけど、
きっと、作家さんは、それでも、無透明な意地でもって、
ご自身の世界を守り通したのだろうか。
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私の大好きな大好きな作家さんたちに共通すること。
それは、きっと、先にあげたように定義される「無欲」な人といえると思う。
そういうのが、どこまでも、好きで愛しくて大好きなのですよねぇ。。。。。!