1950年代のフレンチのテディベア。
左耳が取れてしまっていた子。
ネットでみてて、実物に会いたくてーと、
salonに会いに来てくれて、
そして、お家に迎えてくださることになりました。
とれた耳は、乙女屋が、残っている縫い目にあわせてお治ししました。
何人もの人が大事にしてきたこの子は、
乙女屋が、いまよりもっと未熟で不安でどうしていいかわからない頃に、
いまもお守りになるくらい力強い愛と言葉で、
次に進むきっかけと自信をくれた大好きなお客様から、預かった子。
その人のことと、新しくこの子を迎えてくれる方は、
会う機会があるかわからないし、
もし、偶然に乙女屋で揃うことがあっても、
それはやっぱり守秘義務っていうか、言わない方がいいだろうな、と思う。
でも、そんな不思議な誰かの宝物が、
不思議なご縁で新しくもっと愛してくれる方のところへいくのは、
なんともロマンチックで時空と現実を超えた愛しい出来事。
この子を愛してくたや新しい彼女に心からありがとう。
たいせつにしていた子を、預けてくれたかたにもありがとう。
そして、こんな素敵なことに携われるのは、みてくださっている方々のおかげ。
ありがとう。
いいたりない数々のありがとうを、
もっとさらなるロマンチックのエネルギーにして、
ロマンチックを求めてくださるかたが、心満たしてもらえる物を提供できるよう、
誠心誠意で、ひびを精進したいと思いました。