戻ってまいりました。
ここに。
どうして、ここ以外の場所に、
私は行く必要があったのだろう?
花を育て、絵を飾り、
音楽を流して、誰かが訪れるのを待つ時間。
訪れた人に、ここにしかない美しいものを見つめてもらう。
その人の感じたことは、そのまま、その人の真実。
向き合うその時間のために、
静かで穏やかな明るい空間を作る。
それが乙女屋の仕事、きっと。
そのために、私ができること。
世界にたった一つ、
いま、この瞬間だけの真実の場所。
その瞬間、その時間を作ること。
それができたとき、
いつか、あなたに会えるかな、ここで。
そのときは、
本当のあなたで、会いにきてね。
待っています。