先週と、今週は、映画を見ました。
どちらもドキュメンタリーです。
先週見た映画は、ジャニス・ジョプリンの映画。
画家の金田アツ子さんが感動したとツイートされているのを見て、
予告を見て、絶対見たい!と思って行きました。
ジャニスのことは、名前くらいしか知りませんでしたが、
映画に、すっと入っていくことができました。
歌うジャニスは、あんなにも暖かく人を勇気づけるように感じたけれど
映画で見るジャニスの素顔は、不安と孤独ばかりを持っているように感じました。
世間的な成功と、個人の幸せは別なのかな、と感じました。
なぜ、ジャニスは幸せになれないんだろう?と映画を見ながら、考えました。
答えはでていませんが。
ただ、本当に素晴らしい声ですね、天才とはまさにこういうこと、と思いながら、
歌声は、心に染みこみました。
ジャニスの唄を、また聴きたくなるような気がします。
今日、見に行った映画。
「シーモアさんと、大人のための人生入門」
「人生はうつくしく、いとおしい」
惜しまれながらも50歳でピアニストを引退し、
その後、ピアノ教師として、音楽とともに、大切なことを伝えているシーモア・バーンスタインのドキュメンタリー映画です。
「じぶんの心と向き合うこと。
シンプルに生きること。
成功したい気持ちを手放すこと。
積み重ねることで、人生は充実する」 -シーモア・バーンスタイン
映画の中からあふれてくる、シーモアさんの音楽への愛と、
出演者、関係者の皆様のシーモアさんへの愛。
全編に流れるピアノ曲と、薄暗いシーモアさんのおうちの気配が心地よくて、
いつのまにか、その部屋に自分もいて、そこに溢れる愛に浸れるような感覚になります。
けれども、決してなれ合いにならず、シーモアさんは、”ひとり”でした。
パンフレットに記載されていた記事に納得の一言が。
シーモアさんが「自分は何事も信用していないんだ」とおっしゃったという記事。
ペシミティックな感じは全然ないから驚いた、と書かれてます。
そのことは、どこかになにかひっかかっていたものを深く納得させてくれました。
この映画の為に寄せられた著名人からのコメントの数々の中に、
松浦弥太郎さんのコメントもありました。
「最初、この映画を家族に観せたいと思った。
そして、大切な人に観せたいと思った。
僕はいつまでもずっと観ていたいと思った。
終わってもらたくないと思った。
もう一度観ようと思った。
自分を救うのは自分でしかない。
シーモアさんが、そう教えてくれた」
弥太郎さん、さすがです。
そうです、私もそう感じました。
興味を持ってくださった方がいらしたら、
ぜひ、見てみてくださいね。
シーモアさんの映画のチラシは、乙女屋でも明日から配布します。
ぜひ、お持ちくださいね。