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2006年9月10日~10月1日までのオーナールーム

「本当に裕福だということ」

大阪で一番大好きな場所は、中ノ島です。
大阪府立図書館と、中央公会堂がある一帯。
川があって、ちょっぴり重厚な装飾の橋があって、奥に行けば薔薇園。
お散歩に疲れたら、北浜で英国式ティータイム♪
そんな贅沢な時間を過ごすことのできる場所。
それが中ノ島。

この立地の中でも、もし、中央公会堂と府立図書館が、
この建物でなかったら、私は、この場所を、愛することはなかったと思う。
贅沢な建物のすばらしさは、もちろんだけれど、
ここを訪れて、いつも考えるのは

「本当に裕福だということ」

実は、この中央公会堂と府立図書館は、
住友銀行(現・三井住友銀行)の住友吉左衛門友純氏の寄付によって、
立てられた建物なのです。

「商売がうまくいったなら、その土地の庶民に、何か恩返しをしなければ」

かつては、こういうことが裕福ということであり、
お商売がうまくいったら、庶民が楽しむことのできる、公共の建物や美術館などを、
作るのが、ひとつのステータスとなっていたというのです。

そのことにより、庶民は、その会社に尊敬と感謝、信頼の念を抱き、
より、結びつきが生まれて、自分の商売もうまくいく・・・。
利害関係はさておき、人間関係というのは、
してもらう、ばかりではなく、信頼関係というものを築かなければ、
本当の仲良しさんには、なれないものでしょう。

それが、今のお金持ちというわれる人はどうでしょうか。
なんとかヒルズに住んでみても、うらやましい、格好いいな~なんて、思わないのに。
そんな人の会社を、より応援してあげなくちゃ!なんて思わないのに、
わからないのかな~???
バブル期には、ゴッホの絵を購入したあるお金持ちが、
「わしが死んだら、この絵も燃やすのじゃ。わしの財産なんだから・・・」
なんて、勘違いをしたというのが、有名だったけど、
そら、そんなの、ただのおばかさん。
うらやましくもなんともなくて、ただ、こんなおばかがお金と地位を得ている
日本が、情けなくなるばかりでしたのに。

中ノ島で、贅沢な建物を見上げるたびに、
住友吉左衛門友純氏の偉大さと、ココロの余裕に、尊敬の意を思うのです。

さて・・・・。
ブログで告知しております、9月30日のイベント。
この主催は、三宮で有名なパスタやさん「RYU-RYU」さんのギャラリー部門です。
RYU-RYUさんのパスタは、三宮にでれば、若い頃はとくに、
並んででも食べたものでした。
おしゃれで、おいしくて、お手ごろで・・・。
三宮の食文化を、支えてきた素敵なお店のひとつだと思っています。

長く三宮の文化を支えたRYU-RYUさんが、
お客さんと、楽しいことをしたい!
と、ビルひとつ、オトナの雑貨スキが遊べるようにしてくださったのが、
今回、会場となる、芦屋の「スペースR」さんなのです。
現代の住友吉左衛門友純氏ともいえる、この素敵な余裕の遊び心☆
本当に感謝の気持ちとともに、イベントを楽しみたいと思っています♪

かわいいものが好きなだから、かわいい人柄になれるのでは、ありません。
好きなものと、自分自身がもつ性格や雰囲気は、また別のもの。
素敵なアンティークSHOPなのに、マダムがえげつなく・・・・コワいお店。
時々、見かけるけど、アレは私は理想じゃないのです。
本当のかわいい女性になるために・・・・。
ぜひ、一度、ココロの余裕、豊かさというものを考えてみませんか。
ちょっぴり贅沢なコスメなんて買って、雑誌に踊らされて、セレブ気分~♪
なんて、たわけてみても、ココロに余裕なんてできません。

ぜひ、RYU-RYUさんのココロの余裕である「スペースR」を肌で感じて、
自分だけの余裕、ココロの素敵を、見つけてくださいませ☆

なにやら説教くさくなってしまいました。
・・・・ごめんなさい・・・・
9月30日、たくさんの方にお会いできるのを楽しみにしています。
by otomeya | 2006-10-02 17:51 | HPバックナンバー


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