最終日の夜

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乙女屋10th anniversaryは、本当に本当に奇跡みたいでした。
搬入の日、私は生まれて初めて、一人じゃなかった。

搬入は今まで、大体一人でいつも終電まで準備をしていた。

乙女屋を、私は一人で守るものだと思っていたから、家具を選ぶ時の基準は、
私が一人で動かすことができるもの、というのが絶対条件だった。
誰かに頼ることなく、自分一人で守れなければ、
誰かが私を見捨てたら、乙女屋がなくなってしまう。

そんなことは許されない。

乙女屋は、小さいけれど、たったひとつ、永遠を夢見るための場所だった。

失うものはなにもない。
大丈夫。
枯れてしまっても、私は愛している。
誰もわかってくれなくても、私だけは、あなたが大切よ。

そんな場所でありたかったから。


今回、搬入の日から、私は一人じゃなくて、
届く作品という作品は、すべて乙女屋の為に特別に送ってくれたオーラを放っていた。

来てくださったお客様も、本当に素敵な人ばかりでした。

ゆっくりお話しする間もなく、私は抽選販売の事務作業や、こまごました処理に追われていて、
丁寧なあいさつもできず、失礼がたくさんあったかと思います。

でも、本当にたくさんの想いを受け取って、感謝しています。



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いただいたお花と、お人形。

ヨイマチグサオマージュのイメージだったそのスペースに、このお人形がお祝いで届いた時、
なんだか、すごく不思議な気がしました。

それは何故って、理由はあるけど、それをここで話す必要はまったくなくて、
でも、なにか、ふしぎなご縁みたいなものを、信じていけるって幸せだなーっていう感じ。

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とにかくとにかく、このお人形の可愛いことといったら!

こういうのが、たくさんあるお店になれたらいいなーって思うけれど、
これは、贈り物でいただいたものだから、販売できないのでねー。


うん、頑張ります。


本当にみなさま、10年間、ありがとうございました。

そして、これからも、よろしくお願いいたします。







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# by otomeya | 2017-11-06 23:55 | 日々の戯れ

10周年

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とても素晴らしい10周年記念イベントになりました。

とあるかたが、「乙女屋さんの何かの決意を感じる展示でした。そして、乙女屋さんが自力で築いてきた色んな絆を見た気がして感動もしました。素晴らしかったです」

とメッセージをくださって、どきっとしました。

素敵な贈り物やたくさんの想いのこもったお手紙もいただいて、
一生の宝物になりました。

そしてなにより、あの場所で一緒に過ごした時間こそが、
本当に特別なものでした。

ありがとうございました。


これからも、よろしくお願いいたします。


(乙女屋は、これからも営業いたしますが、
来年のアニバーサリーイベントはお休みする予定です。
再来年は、またやるかも?)








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# by otomeya | 2017-11-05 23:05 | 日々の戯れ

10年前

10年前の今頃、

乙女屋の準備をしていた。

まだ、誰も、乙女屋のお店なんて知らなかった、あの頃。


確か今と同じように、パソコンの作業をしていたと思う。


素敵な出会いがたくさんありました。


だけど、変わらないことも、あるなーって、ちょっと嬉しい。


おやすみなさい!




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# by otomeya | 2017-10-31 00:42 | 日々の戯れ

「WABARAの日」~お客様~

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第二回 WABARAの日 

予想以上にたくさんの方にご来店いただきました。

お客様が撮影してくださった画像たちが、あまりに素敵なので、
ご紹介させていただきます。

上記の画像、お客様の撮影です。

スプレータイプの薔薇 「葵~風雅~」と、「いおり」を組み合わせていただいています。

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こちらは、スタンダード(1輪)を、古物とコーディネイトされています。
薔薇は「美咲」です。
香りも、とてもいい品種です。

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こちらも「葵~風雅~」と、「いおり」の組み合わせ。
最初にご紹介したブーケと同じ組み合わせですが、
「葵~風雅~」が2本入っているので、色彩と分量で雰囲気がかなり変わりますね。
よりシックに、色っぽさも増しますね。
古物、アート作品、アンティークレースとのコーディネイトも素敵。

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日が暮れて、照明の灯りで。
本当に美しいなぁ。。。。。


それぞれのおうちで大切に愛していただけていて、とてもとても嬉しいです。


ありがとうございます。




おまけ!

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【ピンクロゼッタ】さんのワークショップで作ってくださったブーケ(左下)と、
【高橋千夏】さんのすみれのブーケコサージュも、素敵に飾っていただきました。

ありがとうございます!




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# by otomeya | 2017-10-31 00:11 | 花の記憶

見えてきたもの

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(【大西けい】作品/撮影:otomeya )



「寒い部屋に二人でいるような
大正時代のセピアのような

そんなもの悲しくもあたたかい想い出に
さよならを告げて
そんな世界をゆめにしたい」

(奈良美智著「深い深い水たまり」より引用)



私が、乙女屋のことを思い始めたのは少なくとも約17年前です。

立ち上げの当初、私が思い描いていたのは、上記の文章の中にある、
もの悲しくも温かい想い出を、小さな空間でいいから、現実のものにしたかったのだ。

そうしたら、いつでも、
自分が守られていたころへ、戻れるような気がしていたのかもしれない。


ここ数か月で、感じ方がが大きく変化し続けている。

いつも、戻りたい、還りたい、思い出したい、という気持ちが強かったんだな、と自己分析する。

だって、ついこの間の8月には、大事なことを思い出したいと強く強く願っていたのだから。


夏が終わって何冊も本を読んだ。
その中のどこかに書いてあった次の文章に、自分が心の中でぼんやりと思っていたことを指摘された感じがした。


「少女時期に居続けるのではなくて、ちゃんと終わらせることで獲得しなければ、自分のものにならない」


ごちゃごちゃごちゃごちゃ、このブログに十年以上いろいろ書いてきたけれど、
いまになって、やっと終わらせて、そして獲得して、ちゃんと乙女屋を作っていきたいと思う。


それが、もうすぐ10周年で見えたことのひとつ。



今まで、本当にありがとう。




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# by otomeya | 2017-10-23 14:21 | 日々の戯れ

「花を持って歩く」

数年前の事。


とあるお花屋さんでちょっと贅沢なブーケを自分の為に作ってもらった。


「大阪まで帰るので、手提げにいれてもらえますか?」


と、お願いした。


すると、店主さんはおっしゃった。


「ブーケはね、抱えて帰るのが一番美しいんだ。

今日、着ているお洋服に似合うように作ってあるから、抱えて帰ってください。

その時間も、ブーケを買った人だけが感じられる貴重なものだよ」


って。



その日から、私は他店でも、自分のお花じゃないときにも、お花は袋にいれてもらわない。

乙女屋の「WABARA」の日にも、そうやって言えるようなブーケを作れるようになりたいです。


WABARAを抱えて、嬉しそうに微笑んだ女たちが、乙女屋からどんどんそれぞれの場所に足取り返っていく。


想像しただけで、幸せ!!!!





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# by otomeya | 2017-10-18 23:37 | 花の記憶

雨の日

雨の月曜日です。

ここ数日、すっかり寒いです。


今日は、関東から初めて来てくださった方がいました。

「知人が作品でお世話になっているので、前から来てみたいと思っていて」

とのこと。

いろいろお話していると、ヨイマチグサのこともご存じで、サロンドキキにも通われていたことがあるかたでした。

サロンドキキとは、ヨイマチグサで吉田キミコさんが企画されていた、クリエーターのための集まりのことです。

私は、存在は知っていましたが、その世界に触れることはできませんでした。

通っていた方々を知ってはいるのですが、なぜか、そこでの話題を聞いたことはほぼありません。
興味本位で聞くことさえ、憚られるような伝説の存在です。
ゆえに、謎のベールに包まれたままなのですが、存在だけをふっと時折思い出すのです。

画家としていろいろなお仕事をされているその方は、
「キキの空気は、吉田キミコさんだけのもつ特別な世界だった」、
とおっしゃいました。

その言葉だけで、なんだか一瞬にして、約20年も前のある瞬間が蘇りました。
それは、いまはもうないヨイマチグサで、サロンドキキについての小さな貼り紙を見つけたときのことです。
ヨイマチグサ自体が、特別な場所であったのに、さらにその奥の世界がある。
そんな秘密を見つけたかのような気持ちで見つめていたあのときの私。
だけど、そこは、誰でもが近寄ってよい場所ではない、と感じさせる何かがありました。
憧れの「サロンドキキ」は、私にとってそんな存在でした。



雨の日に訪れてくれた人と、そんなささやかな昔話をして、
全く関係のない、楽しいおしゃべりもいくつかして、
帰りにその人は、最後に言い残してくれました。

「途中で不安になりながら、この道を歩いてきて、角に扉と、中がちらりと見えた瞬間に、此処に間違いないってわかった。
だって、色が、ヨイマチグサにとてもよく似ていたから」

って。



今は、もうない、ヨイマチグサ。

ヨイマチグサを再現することなんて、誰にもできない。

だけど、いろんな人の心に、その人だけのヨイマチグサは今もちゃんと生きていて、
その中の一人でも、そんな風に乙女屋のことを称してくれた。

とてもとても嬉しくて、これから静かな雨の日は、
このことを思い出そうと思った。


”色がある店”を、目指したいですね。



雨音を聴きながら、夜に膝に猫をのせて、そんなことを思っています。








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# by otomeya | 2017-10-16 23:28 | 日々の戯れ

久しぶり

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【かわい金魚】さんの薔薇ブローチと【まな】さんのうさぎのブローチ。

お二人とも、作品数が多い方ではないので、紹介するのが久しぶりです。

今回、ご紹介したのは、ハンドメイドのアクセサリーなのですが、お二人ともしっかりとした世界観を持った作品作りもされています。

この二人の世界観というのは、ちょっと特別。

そして、私もそれぞれ、特別な場所で出会いました。

とても思い入れのある作家さんたちです。


見るもの全てが新鮮で、何も知らないがゆえに夢を見ることができたあの頃。

だけど、あの頃があったから、繋がってきた今のこと。

変わらないものはなにひとつないけれど、
美化されていくあの頃の記憶だけは、いつまでもどんな宝石よりも宝物。



もう忘れてしまったかな、

ううん、まだ好きよ。

そんな人が、思い出して、求めてくれるだろうか?


それとも、まるでなにもかも知らなくて、何の先入観なしに好きになってくれる人が見つけてくれるのかな。


その、どちらも嬉しいね。



誰かの宝物に、なれますように。


その出会いの場所が、乙女屋であるといいのにな。









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# by otomeya | 2017-10-11 01:04 | 日々の戯れ

日記


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WABARAの日を始めたら、「ますます何屋かわかんなくなるね」と言われました。
本当に、その通りです。
でも、本当は最初から、「何屋かわからないお店」がしたかったのだから、やっともとに戻ってこれたということかもしれない。


素敵なご縁があって、アンティークレースが届きました。
憧れていた方のセレクトは、予想以上のクオリティでした。

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どれもこれも、本当は実物のほうがもっと素敵。

本当に大切にしてくれる人に、お求めいただきたいです。

そのためには、私がちゃんとしなくちゃいけないんだ、と戒めて、丁寧に過去の失敗から学びを引き出そうとしています。

もう、同じ過ちはしないようにね、私!

















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# by otomeya | 2017-10-09 23:33 | 日々の戯れ

もう少しだけ

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そして、枯れ果てた、わたしの薔薇。


まだ、最後の言葉は、見つからないでいるのに。



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そっと、時を経てきたレースを並べてみる。

ねえ、もうすこしだけ、そばにいてくれないかな?


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だって、まだ、本当は、

ねえ、本当は、わかっているでしょう?



そんなことの、繰り返し。



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# by otomeya | 2017-10-09 23:08 | 花の記憶