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「記憶へのオマージュ」始まりました。


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行ってきました、吉田キミコ「記憶へのオマージュ」

入った瞬間に、深く、息をのみました。
長く水の中に潜っていて、やっと空気が与えられたかのように貪欲に。

長い長い間、この世界を見せてもらえなかった、
やっと、やっと・・・・という想いだったと、
今、一晩明けて、言葉をあえて探すなら、そのような感覚かな、と思います。

それでも適切な想いとは言えない。
まずは、本当に、言葉がでませんでした。


「やっとここに帰ってこれたと思った」といった人、
「あの頃の自分に向き合おうと思った」
「ここで命が果てても惜しくない、と久々に思える作品と世界観だ」と言ってくれた人。

私がその場にいたときだけでも、数々の人が、大切に作品に向き合い、そこを通して自分を再確認するような空間でした。


これが、本当の意味での「作家」の仕事なんだと思った。


私は、もう、ただただ、泣いていました。

ここまで泣き崩れると思いませんでした。



あと4日間しか、あの場所は存在しません。
でも、訪れた人の心の中には、ずっと未来永劫存在し続け、蓄積されていくのでしょう。


まさに「記憶へのオマージュ」

そして、あんなにも普遍的なノスタルジア。


最高の展示です。

あと4日間、あります。
なにかが気になるのなら、お出かけなさってください。
http://petitekiki.blog.fc2.com/blog-entry-94.html




■関連記事■
作家 虚構メルヘンさんが展示を観た感想を綴ってくれました。ありがとう!
https://ameblo.jp/k-kero79/entry-12277513884.html






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by otomeya | 2017-05-25 12:34 | 吉田キミコ

「記憶へのオマージュ」

日付が変わりました。いよいよ今日から始まります。

吉田キミコ 「記憶へのオマージュ」


実現するまでに、予期せぬいくつもの困難がありました。
今日の日を迎えられたことが、まず、もう素晴らしい。


この展示のことを、キミコさんは決して”個展”ではない、ということをとても大事にしていました。

長い間眠っていた作品たちを一堂に並べる機会ではありますが、自分の作品を披露するための展示ではなく、今まで出会ってきたすべての皆様、ご親族の皆様と、束の間懐かしい気持ちを共有し、改めて感謝の気持ちを伝えたい、との思いがあるようです。

それは、まさに展示のタイトルとなっている「記憶へのオマージュ」であり、その記憶に関わってくださった方と、またひとつ、素敵な記憶を増やしたい、というささやかな気持ちの展示とのこと。

会場となるアートホールリビーナは、地下鉄「表参道」駅の真上に位置します。
以前は、道路を挟んだ向かいに、ハナエモリビルがありました。
パリのパサージュの雰囲気が漂うアンティーク街があり、人形屋佐吉もある素敵なビルでした。
(現在はなくなりました)

このリビーナで、毎年5月に≪Nuef≫展というグループ展があり、吉田キミコもずっと参加していました。
(Neuf展は、現在は開催されていません)
毎年、この展示だけでお目にかかれる大切な方もいたり、数々の思い出があるようです。

広々とした空間に、窓からほのかに光が射し込み、新緑の木々を見下ろすことのできる場所です。

私も何度か、伺ったことがあり、あの懐かしい空気に再会できるかと思うと、その頃の様々な記憶も蘇ります。


ですが、もちろん、初めて吉田キミコの作品を観る、というかたも、気軽にいらしてください。


この場所で、吉田キミコの作品に出会うことで、きっと新しい何かが、始まっていく予感もします。

私自身も、まだ見たことがない作品たちをたくさん見ることができるのかと思うと、その時間が近づくにつれ、胸が高鳴ります。



ぜひ、みなさま、お出かけくださいね。


5月26日~28日は、私も会場でお手伝いをしています。
よろしければ、声をかけてくださいね。










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by otomeya | 2017-05-23 00:47 | 吉田キミコ

「記憶へのオマージュ」について。


いよいよ明日から、吉田キミコの展覧会が始まります。

昨晩から胸が高鳴り、あまり眠れません。
そして、いま、この瞬間に搬入が進んでいるかと思うと、ますます興奮してきます。
どうしたことでしょう!

遠方から、少しでも協力できることを、と考えて、展示情報のツイートすることにしました。
今回、初めて知る方もいるかもしれないと、作品画像を撮影して掲載もしました。

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(吉田キミコ 絵葉書より )


これらの絵葉書を目にしてから十数年が経ているのに。
乙女屋でも何枚も販売したのに。
改めてこの絵と向き合うと、今でも、形容しがたい感情がこみあげます。
気が付けば、涙があふれている・・・という文章に出くわすと、照れくささを感じますが、
私にとって吉田キミコの作品は、今なお、その存在であり続けるようです。

大袈裟に誇張した表現だったなら、もう少し乙女屋は成功していたかもしれませんが、
これ、本当に真剣なものなので、仕方がありません。残念な私ですが、それでもくじけず生きていきます。

あ、話がそれました。


先日の記事に、思いがけぬ感想などをいただき、続きを書きたかったのですが、
時間が足りないため、順番を抜かして、今回の展示について綴ります。


(話がそれたので、気持ちを仕切りなおすために、記事をわけます)






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by otomeya | 2017-05-22 11:35 | 吉田キミコ

もうすぐ・・・・

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画家・人形作家 吉田キミコ (http://www.kimicoyoshida.com/) 

私は、この作家のことが、とてもとても好きです。

{好き}を越えて、尊敬、敬愛、憧れ、恋慕、感謝、共感・・・と、様々な想いが交差しています。

そのひとつひとつを、ブログで表現することは、難しい。
ずっと数年、それを言葉にしようと思いながら、できないできました。

でも、そうも言っていられない、この残された数日間。

改めて、初心に戻って{好き}という気持ちから始めます。


私が、吉田キミコの名前を知ったのは、約20年ほど前のことです。
憧れの店を訪ねて上京した時に、平屋の長閑な駅前にある喫茶店で、出会いました。
美術的な看板が美しく、ミントグリーンの重い扉、店内には使い込まれた木の質感と、テーブルには小さな花、
壁面には、静かな佇まいの絵が飾ってありました。

バナナケーキと、紅茶を頼みました。
店内に流れる静かで柔らかな空気、私がそれまで出会ったことのないものでした。

静かに感動し、この素晴らしい空間を崩さないように自分の振る舞いに過失がないよう緊張しながら、
(そう、あの店の扉を押し開ける時、いつも安心と同時にわずかに緊張したものです!)
店内の絵を眺め、ささやかに飾られたアンティークレースのハンカチ、硝子瓶をそっと見せていただき、
その目に留まったのが、たくさんの絵葉書でした。
そっと手を伸ばすと、他の店では見たことがないアーティストのものばかり。

これも素敵、あ、でも、これもいいな。
あれこれ選んでいるうちに、黒い円の真ん中に少女がいて、両サイドにうさぎがいる絵葉書に出会います。
とても、驚きました。
こんな世界が、この世界にあるなんて!
「これこそ、私が求めていた世界!私の心の中にある世界!」
不遜な思い込みですが、許してもらいたい、20年も前の私が、誇張ではなく、素直に感じた想いでした。

世界観も、少女の表情も、圧倒的に出会ったことが無いものだった。

この人の絵だけは、死ぬまでに必ず手に入れたい、と思った。
それまで絵を所有したいと思うことは一度もなかった。
絵を所有したい、というより、自分に欠けていたとても必要な何かをやっと見つけた!という感覚に近かった。

絵葉書を裏返し、作者の名前を確認した。
「吉田キミコ」とだけ、書いてあった。

心の中で繰り返した。

「吉田キミコ」

描いた人の名前が、わかった。
でも、それ以上のことを確認する余裕はなかった。
その日は、求めていた世界に出会い、それを描いた人の名前がわかり、その人のことがわかるであろう、この店を知った。
それだけで、十分すぎた。
気に入った数枚のポストカードを手にしてテーブルに戻り、お茶を飲んだ。

その日から、いろんなことが実は始まっていたのだと思う。




続きます。



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吉田キミコ 「記憶へのオマージュ」まであと、3日。

http://petitekiki.blog.fc2.com/blog-entry-93.html

長い間眠っていた懐かしい作品や、思い出の品々が並びます。
またとない機会です。
ぜひ、お運びください。










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by otomeya | 2017-05-20 11:42 | 吉田キミコ

Joyeux Noel!

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吉祥寺の井の頭公園の中にある 吉田キミコさんのガレット屋さん、
うさぎ館で久々にくつろぎの時間。

ブタウンシュガーの塩バタークレープと、新しいメニューのミルクレープ。

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ジャムもうさぎ館で手作りされているそうです。

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吉田キミコさんのkiki通信を読んでから、
うさぎ館の森で星を見るのが楽しみになり、
先日やっとそれが叶いました。

ちょうど新月で、星たちが主役となる夜でした。

これからの夢をたくさん描いて、そのため準備を進める日々。

なんとも幸せな時間。


みなさまの素敵なNoel を祈っています。

Joyeux Noel!!!!



乙女屋店主のお気に入り →うさぎ館
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by otomeya | 2014-12-24 00:47 | 吉田キミコ

夢のお仕事

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(マネージャーをさせていただいている吉田キミコさんの作品。
吉祥寺のアンティークショップ The moonさんに展示されています。)

私はいったい いくつの夢を持っているのだろう。

できたらいいなと思っていたお仕事が、
不思議な流れで舞い込んできた。

それは、ずっと、描いてきた夢だけれど、
その夢の実現のためには、自分自身が越えなければならない壁があって、
約1年前に、その壁の存在をおしえてくれた人がいて、
ずっとそこから、どうやったら超えられるか考えてきたのだけど、
なかなか どうしていいのやらと思っていたこと。

できたらいいなと思っていたお仕事は、
まさにその壁を越えたら生まれてくるもの、その内容だった。

すごいなー。すごいですね。
なんだろうね、必要なタイミングで必ず、
自分の目の前に訪れる。

そしていいなーと思うところは、
手に入れたいものののチャンスはもらえるけど、
与えられるもではなくて、ちゃんと自分の力で手に入れられるように
もらえるのはチャンスであって、結果はもらえない。
そこがいい。うん、そう、与えられるものじゃなくて、
自分でつかみたいんだ。
だって、自分でつかまなくちゃ、意味がない。

そのことのために、3つ目の夜、まったく眠くならない。
(本当は眠いのだけれど・・・)
そんなことより、心地よい この時間。


今までのすべてのことが 紡ぎだされる・・・

すべてのことに 感謝できるね。


ありがとう。


ここからが、始まりだからね。




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by otomeya | 2014-07-23 03:22 | 吉田キミコ