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芸術とは。

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敬愛する芸術家のお宅にお邪魔してきました。

salonは作品同様に、削ぎ落とされたデコラティブの世界の美しさ。
普段は、きゃあきゃあ・・・!している、私も黙るしかないほど、圧倒的な世界。

一方で、アトリエにされているスペースは、
塗りつぶされたキャンバスが無造作においてあって、
作家の孤独な作業の精神世界の一部をを物語っていて、
それがまた・・・・コトバにするなら、美しいとしか、私にはいえない。

最近、久々に、芸術とは何かと考える。

「選び抜かれたがゆえの強固な魂の結晶である」

というのが、今、現在、私が思う回答なのだけれども、
今、もうひとつ、気になるキーワードは「純度」

乙女屋でもお取り扱いしています四谷シモン特集のプリンツで、
シモンさんが「金子国義は純度がすごい」とおっしゃっていて、
純度。なるほど。
と、今、また悶々と考えております。

少し前に、パクる、ということについて、ちょっと考えていたことがありました。
師匠がお答えを出してくださったので、すごく納得していたのですが、
私の理由は、実はもっとシンプルで、
結局、なぜ、パクられたものがいやかというと、
それは、なぜか不思議と美しくないのです。
とても似たような形をしていたとしても。
でも、それが他の人にとっては、とても美しいものであるならば、それはそれ。
それは美しいのでしょう、その人にとって。
それは、認めます。
その代わり、私の大事なものも認めてください。
つまり、私はそれを美しいと思わない。
それでいいんだと思います。
誰かと確認しあう必要なんてない。
人間はわかりあえない。基本的に。
だからこそ、時折、それが一瞬であろうとも、永遠をそこに見られる奇跡のような信頼がいつまでも大事なのだから。
どこにでもあるものなんて、ありがたくも美しくもない。

えっと、で、何のお話でしたっけ。

そうそう、パクること、純度に関すること、芸術ということ。

そんなことを考えていたら、なんだかとてもそうそう、といいたいコトバを見つけたので、
書き残しておこうと思ったのです。

「その人が徹底して、その人であり続けて全うする人生ほど、すばらしいものはない。
そこに善悪はない。
ただその魂の色と力が残像のように残るだけだ。
そうであればあるほど、
つじつまが合わなければ合わないほど人間そのものだと思う」  (吉本ばなな)


そして、芸術家の作品、預かってきました・・・・。

以前にも見たことのある作品でしたが、
何度見ても美しくて、(これしかいえなくてすみません)
見るたびに奥深さを感じさせられます。


たくさんのものをもっていることよりも、
本当に本当に大事なものをひとつだけ守っていることが好きな人へ。

ぜひ、見にいらしてください。
金曜日からお店に飾ります。
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by otomeya | 2008-05-07 20:26 | 日々の戯れ