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原点にもどる?

クリスマスイベントの為のコンセプトをフライヤー用に一刻を急いでまとめないといけない。

手短に、誰もがわかりやすくて、
でも、うまく言葉に出来ないものを想像してもらえるような
心地よい空白があるような文章を書きたいと思うのだけど、
これがなかなか難しい。


追い詰められて、パートナーに泣き言のメール。

昔のブログの記事でいいのがあったじゃない?
あれを読み返してみれば?とアドバイス。

ブログは毎日更新するから、ずいぶん前にいってたけど、
追い詰められているので、根気よくもどる。

珍しく褒めてもらえた記事だから、
こちらにも保存しておこうかと思いました。


以下、今年の6月に思っていたことの再録です。

*


よく言われることなのですが、
何屋さんですか?って聞かれます。
正直、私もわかりません(笑)。

でも、なんでもあっていいお店って思ったら、雑貨屋さんなのかなぁ。
と思って、なんとなく、雑貨屋、といってみたりします。

本当に思っているのは、自称ですが、「お人形遊び屋」さん。です。

かわいいお人形が、もちろん大好きなのだけど、
お人形屋さんっていったら、
たくさんのお人形をいろんなテイストでたくさん揃えて、
ひとつでも良縁をご紹介することが何よりの使命でしょう。
お人形がほしいな、って思ったら、
たくさんの種類を見て、そこから選べたほうがいいに決まっています。

だけど、そういうお店はすでに老舗の大きなところがやっているので、
私が今さら始める必要はないと思います。
始めたところで、叶うわけがありません。

私が思い描くお人形遊び屋さんは、
そりゃ、たくさんの種類がいたほうがいいに決まっているのだけれど、
まずは、お人形に興味がない人でも来て下さって、
なんとなく、身近にお人形を感じてほしいな。という想いがあります。
そして、お人形だけを売っていたら、
お人形をたくさん買う方としか仲良くなれませんが、
はっきり言って、私自身がどれくらいのお人形を買っているかというと、
そんなにたくさんお迎えできる身分ではありません。

だけど、無理して買った子を、もっと可愛く飾ってあげられないかな、
とか、その子の周りにお花を飾りたいな、とか、
その子を飾った自分のお部屋に、お友達を呼んでみたいな、
そのときに出すお手紙のレターセットは?とか、
そんなことも含めて、お人形をもっと身近に感じて、
ささやかなものでも可愛いな、って思うものを身近に感じてもらえるような
そんな幸せを、共有できないかしら、という想いからやっています。

そして、ここからはある意味、傲慢なのかもしれないけれど、
お人形って、ほしい!と思って探すものではないと思うのです。
気になるなぁ、いいご縁がないかなぁ。と思って
お人形のいる場所なんかに出入りしていて、
ある日、ふっと、目があってしまった!!
そんな余裕、あるわけないのに・・・・と冷静に考えたらわかっているのに、
どうしても忘れられない!
それくらいほれ込んで初めて、自分のものにできる
モノであってモノでない存在だと思っています。

だから、私は、数はとても少ないかもしれないけれど、
本当に私自身が愛してやまないお人形と、
お人形以外の作品、雑貨、お洋服でも、
すべて愛してやまないものだけをお店においています。

だから、無理な接客は絶対にしません。
無理に進めなくても、絶対に、
逆に、どうしてもほしい!って、無理やりにでも買ってくださるぐらい、それを愛してくださる方が
いつか現れるって、信じて、小さなお店で、
ぼんやりしている毎日です。

現にとある作家のオブジェが入荷して3日目、
とても感性の近い方がお店に来て下さって、
作品を買ってくださいました。
その方に、私は延々とその作品を私がいかに愛しているかを話していたので、
「あの・・・売っていただくことは可能でしょうか?」
とホンキで、問われました(笑)
そんな、店です。
めったにないヘンなお店だと思います。

そんなわけで、スタンスとしては
「お人形遊び屋」
広義な意味でのお人形遊びのためのお店です。

と理解していただければ幸いです。

でも、別に、理解してもらえなくても、大丈夫です(笑)。

あなたのこころに、ひとつでも、可愛いな、って思ってもらえたら、
私は別に何やでも構わないと思っています。
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by otomeya | 2008-09-25 23:10 | 日々の戯れ

最近読んだ本のことなど。

9月です。今日は秋風が気持ちのいいお休みです。


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先週、生きるとは、自分の物語をつくることを買いました。

対談・・・・なのです。

なのに、もう、私、最初から最後まで、半泣きで読んでいました。
他にも読んだ人にそのことを言ったら、
「え?泣く??そんなことあった??」といわれましたが、
何箇所かでは、声を出して泣いてしまうくらい、
私にとっては、それくらい、大切な本になりました。

私が幼い頃から現実に対して抱いていた違和感が
それが見事に昇華された形で、明快に説明されているのです。
そして、それらの説明は、今まで見たこともないような新しいものではなく、
すでに私が敬愛している芸術家たちのエッセイの中で、
ああ、こういう考え方、好きだな~と思って、気に入っていた発言や文章と
ほぼ同じニュアンスであったり、同じ言い方であったりするのです。

自分の中でもやもやとしていたあいまいなものが、
すっきりと晴れ渡るような、精神的な視界がクリアになったです。
晴れ渡った空のの青さを初めて見て感動するような涙を何度も流しました。



ところで、個性ってどういうものだと思いますか??


私は、この個性という言葉が非常に苦手。
自分探し、なんてダサい言葉と同等に苦手。

個性的、とか、変わっている、をアートとみたり、
面白がったりする風潮がなんとなくあるけど、
そんなこと、全然いいと思わない。

で、今までずっと、なんとなくいやな印象しかなかったのだけど、
生きるとは、自分の物語をつくることの中で出てきた、個性の捉え方が、
すごく気に入ってしまいました。


「人間は矛盾しえいるから生きている。

命というのは、そもそも矛盾を孕んでいるものであって、
その矛盾を生きている存在として、自分はこういうふうに矛盾しているんだとか、
なぜ矛盾しているんだということを、意識して生きるより仕方がないと思っている」


矛盾したものがあって、その離れた二つをどうやって生きるのか、
その矛盾との折り合いのつけかたにこそ、その人の個性が発揮される。



世間は?社会は??

わかんないけど、醜い矛盾と見栄ばかりの、くだらないことばかりが優先されるのだなぁ。
と、小学生の頃から、いつも思っていました。
団体行動キライだし、人と居ても楽しくないし、何も楽しいと思うことはなかった。
お勉強は、キライじゃなかったんですけどね・・・・。
だけど、波風立てるのもめんどくさかったので、目立たないように普通に暮らしてきました。


そんな小学生だった頃の私が、
何も共感できない現実と折り合いをつけるすべは、
ピアノのレッスンで美しい曲を弾けるようになることと、
ひとつの空想のお店のことでした。

この世界は、本当にこんなに醜いものばかりなのかなぁ。
もっと、大事なことを、大事に出来る場所が、あればいいのに。

そう思って、ささやかにこういう人が集まっているお店が、実はあって・・・・
そこにはこんなものが売ってて、
こんな人がいるの・・・・

なんてことを、誰にも言わず、ひとりで考えていました。

小さかった私の、現実に抱く違和感と、
だけど、そこに生きざるをえない現実との矛盾の折り合いのつけ方でした。


この話を、私は今まで誰にも話したことがありませんでした。
話すほどのことでもありませんしね・・・・・

でも、話そうと思ったのは、mille-feuilleさんのご本がきっかけでした。


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mille-feuilleさんは、関東を中心に小説と、レターセットなど紙モノ作品のデザインをしていらっしゃる方。

3作を送っていただきました。

どのご本にも、作者の方の美意識が細部まであしらわれた作品でした。

登場する乙女や少女の気高さ、可憐さ、ほのかに漂うエロティシズムの香り・・・
ささかに登場するファンタジー世界。

どの作品も、最初の数行で物語りに引き込まれてしまう素敵なものでした。

最新作 寄宿舎の一文・・・・

「あの方は大人で、自分の秘密を自分で作った。
あたしは子供で、持っているのは誰かの秘密。
あそこでコルセットを締めているのが、どうしてあたしじゃないのかしら?」
          (「寄宿舎の秘密」 P56 より)


きゃぁん!です。

この描写・・・・めっちゃ好み♪


そして、私の小学生の頃の空想のお店のお話を思わせるお話も含まれていた
「悪魔の花束」
かすみちゃんのお話は、まさに私の小学生の頃のお話みたい。

通販対応しているタコシェさん他、
イベントなどにも参加なさっています!
ぜひ、興味をもたれた方は読んでみてくださいね!!


mille-feuille 公式サイトは

↓↓↓

mille-feurlleサイトへ



それにしても、今日の記事、長すぎてすみません・・・・
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by otomeya | 2008-09-10 17:42 | 日々の戯れ