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空間

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(山本じん 作 「un Lettre」)
乙女屋にて展示・販売中


絵の魅力、
絵があることで生まれる空間の表情・・・

光の移り変わりを感じながら、
いつものように日が暮れる。

空間を常に美しく、何度訪れても新しい発見をしてもらえるように保つ事。

それはとても大変なことです。

でも、楽しくもあるはず、なのです。


迷いを捨てて、潔く、それだけに捧げられたら、
新しい何かを見つけられるでしょうか?









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by otomeya | 2016-01-31 00:17 | 日々の戯れ

黒の魅力

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美しい絵と、古物たちが並んだ乙女屋Salon。
雨の日差しも美しく、幸せな時間。

素材自体に魅力のある手芸材料は、
眺めていると様々なインスピレーションが湧いてきます。
浮かぶイメージを自由に広げる時間は、
とても幸せな時間です。

様々な空想を楽しむと、なにやらそれで満足してしまって、
そのまま抽斗にしまう・・・・というのは、
好きな人なら、わかるーと言ってもらえるでしょうか?

この幸せな空想の時間は、
いくつになっても色褪せることないように感じます。

おばあちゃんになったら、一緒に刺繍をしながら
お人形のドレスを縫って、お茶を飲んで、お菓子を食べようね。

昔交わした小さな約束を、思い出しました。





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by otomeya | 2016-01-29 22:46 | 日々の戯れ

気配

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「マルジナリア 山本じん」の展示は、私に、大きな気持ちの変化を起こしました。
その変化を自分でも、まだ理解できないでいます。

展示を継続している作品たちと一緒に時間を過ごしながら、
日常に戻る中で、今日、ふと、伝えたいと思ったのは、ちょっとした発見。


2008年に山本じん氏の作品に岡山アートガーデンの個展で衝撃を受けました。
そのときからずっと、どのように伝えたら、
あの魅力を伝えられるのだろうかと、いつも頭の隅のほうにありました。

今回の展示の期間に、きっとなにかをつかみたい、
そう思っていたにも関わらず、
やっぱり適切な言葉は、なかなか浮かばない。

展示に来てくださったお客様とその話をしたところ、
「山本じんさんの作品は、作品からはみでたものがある。
作品から漂っている、言葉にならない気配のようなものが何よりの魅力で、
それを言葉にしようとするから、なかなかまとまらないのではないかしら?」

という考えてくれました。

なんと素晴らしいお答え!
あまりに的確で、感動しました。
まさに、その通りだと思います。


乙女屋が扱うものが、どんどん変化を続けています。
お人形も古物も、絵画もお洋服も・・・
いろんなものが好きですが、
それらの共通点は、「気配」の感じられるもの、と言えるかもしれません。

なにか、ふと立ち止まらずにはいられないもの。
どうしても、触れてみたくなるようなもの。
いつまでも忘れられないもの。

その理由をうまく説明できないけれど、
どうしても、何かが引っかかる、惹きつけられる。

そういう出会いは、なかなか少ないのですが、
とても大切なものとつながっているような気がします。


そういう出会いの場所になれたらいいなと、思います。








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by otomeya | 2016-01-29 01:15 | 山本じん

「マルジナリア 山本じん」のために・・・


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「マルジナリア 山本じん」 本日、最終日でした。

展示のための選んだお花(「マルジナリア 山本じん」のために・・・)も、
ちょうど最期の姿。

球根付きなので、来年も咲いてくれるように育ててみようと思います。

今回の展示は、いつも以上に思うことがたくさんありました。
今まで当たり前だと思っていたものの考え方を根底から覆されるようなことがたくさんありました。


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山本じん 作 「アニマとアニムス」は、しばらく継続で展示できることになりました。

「空気を描きたい」と、
トークイベントやお客様とのお話の中で、何度も繰り返し作者はおっしゃっていました。

絵画という平面の世界でありながら、作品から放たれる空気感とエネルギーにあふれる作品です。
自然光と壁の色、天井の高さが見事にマッチして、
作品の世界観がよりダイレクトに伝わってきます。

ぜひ、乙女屋でのこの展示を、一人でも多くの方に見ていただきたいと思っています。






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by otomeya | 2016-01-25 23:25 | 花の記憶

「マルジナリア 山本じん」のために。

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実は、以前は苦手だった生花。
乙女屋を始めた当初は、
お店が持てたら枯れた花をいっぱい集めた店にしようと思っていました。

あるとき、生花の魅力に惹かれ始めました。
最近は、展示に合わせて、お花を選ぶのが密かな楽しみになっています。

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現在、乙女屋salonで開催中の「マルジナリア 山本じん」に合わせたお花。
シャープで静謐なものを感じて、選んでみました。
チューリップの原種で「トルケスタニカ」という名前だそうです。

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球根付きで飾ります。
球根と根って不思議な魅力があると思いませんか?
ちょっと、好きです。

数日後、つぼみだったお花も咲きました。

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美しい絵を飾り、ささやかな花を飾り、音楽を流す。
光が射すのを感じながら、奇跡のような出会いを待つ時間。

これが何かに成就する日がきっとくる・・・
と私は信じているのですが。


さて、どうでしょうか。









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by otomeya | 2016-01-20 23:46 | 花の記憶

気持ちとファッション


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(トルソーのケープボレロ used Yohji Yamamoto
トルソーのチュールジレ antique item)
 
オリジナルリボンとお洋服のお店
「乙女屋」に新しい什器が届きました。
本当は、ギャラリー空間のイメージに、と購入したのですが、
展示のスペースの関係で、Shopのほうに仮置きしたら
意外にはまってしっくりきました。

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椅子は、吉祥寺のアンティークショップ The moonで出会いました。
The moonは、画家・人形作家の吉田キミコさんの作品を扱っていて、
そのご縁でお伺いした時にディスプレイが素敵で、これだ!って。

その時の画像も、許可をいただいて撮影しているので、
またいつか、紹介したいと思います。

オリジナルリボンとお洋服のお店としてのShop乙女屋は
ピンクの壁の可愛らしい空間です。
こんなにかわいいのだから~♪とマカロンカラーのリボンや、
布のお花の数々、思わずにんまりしちゃうテディベアたちを並べました。

どれも大好きなのに・・・・。
毎日を過ごしていると、ただただ、可愛い、甘いだけだと、
なんとなく物足さを感じているのに気が付きました

そう感じつつあったので、この椅子がちょうどよいスパイスに。
この椅子のおかげで紹介するお洋服の幅も広げられそうです。

それは、つまり、

「テイストの似たものを集めればいい、のではない。
いいと感じるものをどのようなバランスで配置するか。
そこにその人らしい美しさが出せるかどうか、
という大切なことがあるのだなぁ」
と気が付いた、ということでもありました。

「美とは、調和とバランス」だと、
アリストテレスが書いているように・・・と、
先日、偶然お会いした方がおっしゃっていたのをふと思い出します。



それはファッションにも言えるのではないかしら?


先日、ご来店くださったお客様。

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Jane Marpleの90年代のブラウスに、
Jane MarpleのJSKをコーディネイト。
乙女屋で販売しているハンドメイドのリボン髪飾りを試着してくれました。

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もう、まさにお人形・・・というか、
楠本マキさんの漫画・かめのちゃん、を思い出す世界。
どこまでも愛くるしい。
なのに上品さを持ち合わせていますよね。
内面的にもまさに、このままの少女世界を持たれています。

最近、彼女とプライベートでお話しする機会がありました。
いろいろなお話をして、愛らしさのほかにも、
彼女の魅力はまだまだ多面的にあることに気が付きました。

この日のコーディネイトは、もし町ですれ違っても、
振り返って凝視したくなるほどお似合いで、
このまま時を止めていて・・・!
と願いたくなります。

これからどのように彼女が年を重ね、
彼女にしか出せない魅力を重ねていくのだろうか、
それを見たい、という想いもあります。

可愛いお洋服、もう着れないから、迷ってて・・・
と、悩みながら、お洋服屋の乙女屋で多くの女性がつぶやきます。

大好きな世界なのに・・・。
だけど、鏡の前で、もう似合わない。
私は、これから何を着たらいいの?

お洋服屋としての乙女屋は、まだほんの半年ばかりですが、
大好きなものを大好きなままで、
自分だけににしか似合わない組み合わせで、
美しくみれるバランスが、すべての人にあると、
師匠が常に言っていた名言が、
最近、しみじみ、わかってきたように感じます。

その人にしかない魅力は必ずある。
自分の気持ち、感性を大切にして、
好きなものを、組み合わせて、
年を重ねるごとに、唯一無二な存在として、
すべての女性が、より甘く可愛らしくあり続けてほしい。

いつまでも少女趣味が抜けなくてね、なんて
自嘲気味に柔らかく微笑みながら、
美しくレースを纏っていたい。

そんな女性たちと一緒に悩み、
高めあっていけるようなお店、
それが乙女屋の理想でした。

やっと少しずつ、近づけているような日々を
感謝してすごしています。





ふと、思い出した言葉。

「ファッションは気持ちの表れ。
どうでもいいやと思ったら本当にどうでもよくなるのよね。
生き方と一緒なの」

OVER60 Street Snap ―いくつになっても憧れの女性 
滝内裕子さんのコメントより)







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by otomeya | 2016-01-16 10:50 | お洋服のこと

「マルジナリア」

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現在、開催中のイベントは「マルジナリア 山本じん」。
美術家 山本じん氏の作品を展示・販売しています。

「マルジナリア」とは注釈という意味です。

今回のイベントは、ご近所の珈琲・書肆アラビクと共同開催。
アラビクでは、山本じん氏の作品が使われた絵本古事記「よみがえり」が開催中。
それに合わせて、今までの山本じん氏の世界観を新しく知っていただけたら、
という意味で、注釈になれば、というコンセプトです。

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代表的な大作「アニマとアニムス」

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壮大なテーマを読み込むことのできる作品。
聖なるエネルギーを感じます。
乙女屋の空間とそこにさす光とのバランスが、
見事にはまりました。

見知っていた絵なのですが、
ここに飾ることにより、新たな発見がたくさんありました。


オリジナルリボンとお洋服のお店として、
空間をひとつもつことができて、
今までずっといた場所をギャラリーとして、
美を追求していけたら、という想いがありました。


「乙女屋」という名前は、
いかにも可愛らしく乙女チックなイメージを与えます。
もちろん、可愛らしい物も大好きなのですが、
本来最初に思っていたイメージは、
可愛いではなくて、「美しくロマンチックなもの」。
可愛い、と重なるところもありますが、
もう少し広いイメーで乙女屋を育てたいと思っていました。

オリジナルリボンとお洋服の乙女屋でのお仕事も、
心が震えるほどに感動することが多々あります。
私の天職は、これなのではないかしら、という実感もでてきました。

でも、それだけでは、なにかがはぐれている、
取り残されているなにかがありました。

それを「注釈」してれたかように感じるのが、
今回の「マルジナリア 山本じん」

絵本古事記 「よみがえり」の原画展示の注釈、
なのですが、「乙女屋」のための注釈にもなりえたようで、
両方が存在するこの贅沢さを、
心から愛しく感謝して受け止めています。

今回の展示、ぜひ、一人でも多くの方に、
実物をご覧いただきたいと思います。






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by otomeya | 2016-01-16 01:54 | もうひとつの世界

なりたい自分

思うところがあって、眠る前に、
いつみても癒されるブログを訪れました。

ワタナベ薫さんの今日の記事も、素敵。

http://ameblo.jp/wjproducts1/entry-12115391326.html

なりたい自分になってみる。

というテーマで書かれている文章です。
興味のある方は、ぜひ見てみてください。


~でなければならないって、もう必要ないと思うこの頃です。

小さな時間の使い方、人への接し方、自分への接し方、
それが、取り繕うことのできない”自分自身”。

自分を好きになる努力、って大事だと最近思います。

本当の意味で優しい人って、完璧じゃない自分を受け入れている。
そのうえで、自分のいいところをちゃんと育てる努力をしている。

自分も好きじゃない自分に、他人から価値を与えてもらおうとするのは、
甘えていたな、と自分に戒めています。


今日は、いい夢がみれますように。

皆様にも、いい夢の時間がありますように。


おやすみなさい。




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by otomeya | 2016-01-10 01:22 | 天使のお仕事

「ベア手帖」の感想

昨年の春、「ベア手帖」というフォトブックを発売しました。
乙女屋からご紹介した古いぬいぐるみたちとの思い出をまとめた本です。

嬉しい感想をいただきました。
美しい言葉で綴られた愛にあふれた言葉は、
感想としても嬉しいのですが、
なにより、このメールをくださった方の心の優しさが感じらる言葉たちは、
様々な情景を呼び起こしながら、しっとりと心に染みこみました。

許可をいただき、メールの感想の部分だけを、こちらにシェアします。


「乙女屋の、想い出がたくさん詰まったベア手帖も、
出逢いと別れを繰り返してきた可愛らしい子たちのいろいろな表情と、
美保さんの心の声にも感じられる言葉が、優しく小さな雪の花のように感じられました。

足下の野の花や、隠れた宝石みたいなものが、
眠ったままではなく、こうしてもう一度、新しい世界で愛されながら、
きらきらと輝けることが、胸がいっぱいになるくらい嬉しくて…

優しい想い出を抱いていた、たくさんの懐かしいものたちが、
美保さんにみつけてもらえて、どんなに嬉しかったか、
乙女屋での新しい出逢いが、どんなに幸福なものか…

時の波に委ねながら、
自分を必要としている人との出逢いを信じてきた光のひとひらのようなものたちと、
心の奥で、愛しいものを呼ぶように探していた人たちの架け橋になっている場所、空間…
それはきっと、乙女屋さんのようなお店なのだと思います。

美保さんのような人や、乙女屋のような場所が、
これからも、私たちのこの美しい世界に咲き続けることを願います。」 

(※美保=乙女屋店主)



愛のあふれる感想、本当にありがとうございます。

このようなお店であれたら・・・と思います。

8年お店をしているうちに、私のやっていることはビジネスとしては、
まるで基本がなっていないことや、社会的に見てとても未熟であったことが
少しずつ分かってきて、命懸けでやっていてこれなのか、と自分が情けなります。

それでも、何故だか信じてお預かりさせていただける作品は、
私が本当に心から愛しくてやまない作家さんのものばかり。
そして、それぞれの美しさを心に秘めて、
懸命に生きていらっしゃる各地にいるお客様たち。

皆様に支えられての8年でした。

「ベア手帖」を出したのは、私の中で、少し思い切ったことでした。
勇気をだしてよかった。

「ベア手帖」の在庫はあと2冊。

続編を出したいな~と思いながら、きっとあっという間に、このまま
数年はすぎてしまうのかも、知れませんね。



そのほかの皆様からの感想→ベア手帖 そのほかの感想




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by otomeya | 2016-01-08 01:54 | ベアとわたし。

憧れは、お人形屋

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まな 作 創作人形
「うさぎになった女の子」

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青の羊 作 「文化ドール」

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古いセルロイドのお人形
かわい金魚 作 和布のコサージュ


「これが、私の愛しい人形たちです」

と、心の奥から思う作品たちが揃いました。
とても幸せな2016年の始まりです。




まだまだ、一般的なものではありませんが、
以前に比べると、創作人形が知られる機会が多くなったように感じます。
インターネットの普及もあるし、
作る人の発表の場も、増えてきたように感じます。
たくさんの人形たちのなかで、
「この子だけは、どうしても・・・!」と思う、
この運命的な何か、は、いったい何でしょうね。


乙女屋が、愛しいと感じるお人形たちは、
あまり多くありません。
「お人形が好き」
なのではなくて、
「どうしても、惹かれてしまう存在」
として、その一つに、「お人形」も含まれていました。

でも、古物などに比べても、
「お人形」という存在は、特別なもののようで、
できるなら、「お人形屋」さんは、憧れです。
でも、ずらり、並べられるほど、いつまでたっても集まりません。


今回、明日からのイベントでは、
これぞ、私の愛しいお人形、と思うことができる作品たちが揃いました。

その時、思い出したのは、やっぱりあの言葉。

「愛しいものは悲しい」

人形作家 影山多栄子さんが、
triste というテーマで個展されたときの文章です。
乙女屋にとって、永遠のテーマかもしれない、と思います。


こんなに愛しいのに、こんなに悲しいのは、なぜ?


心の奥に、それぞれの悲しさを秘めながら、
皆さまは、笑顔で乙女屋を訪れてくれます。

そして、私も笑顔で迎えます。


本当の幸せな年明けです。



本日、ご紹介の作品たちのイベント情報

http://otomeyablog.blog.fc2.com/blog-entry-1053.html















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by otomeya | 2016-01-02 22:47 | お人形考