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てらおなみせんせいのこと

集治千晶 てらおなみ 二人展 無事に終了しました。

たくさんのかたにお越しいただきました。

ありがとうございました。


今日は、以前から一度ちゃんと向き合ってみたいと思っていたことについて考えてみたいと思います。

それは、てらおなみ先生のお人形と先生自身の魅力について。

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てらおなみ先生は、関西を拠点にとても長く活躍されている人形作家です。創作人形が根付く前から、どこにも属さず、手探りで人形制作を模索され、人形教室を主宰しています。初期の教室の宣伝は、ネットも普及していない時期でしたので、ほぼ口コミだけでしたが、それでも生徒さんは絶えなかったようです。
短い間でしたが、私自身も、生徒としてお世話になっていた時期があります。

なみ先生からは、人形の作り方だけでなく、人形との関わり方、を教えてもらったように思います。先生が言葉で語ることはありませんでしたが、私は先生の人形への向き合い方、愛のかけ方がとても好きでした。当時若かった私は、今思えば、困った生徒だったかもしれません。いろいろと悩みを聞いていただきましたが、その都度、愛に溢れたお返事をもらいました。そのときの返事は、今でも私の支えです。

人形作家として生きるということ、自分の作りたいものだけを作り続け、どこにも属さず、個として生き抜く生き方にも、長く見守らせていただくほどに尊敬の念が募ります、そのような生き方をされている方は、なかなかいらっしゃいません。

そのような先生のありかたは、人形に現れていると感じます。
上辺だけ、ちょっとみただけのことを小手先でちゃちゃっと仕上げて作品と呼んだりしない。
自身がしっかりと生きて、感じたことをちゃんと浄化して、そのうえで人形として生み出す。そのことを、手を抜かずに、制作されているように見えます。

なみ先生の人形は、私にとっては、玩具としてのtoyとしての人形ではないし、独特のアクセントで語られる≪ドール≫でもない。
決して、だれにも媚びない、孤高の存在。
だからこそ、孤独を知るものだけがもつ、本当の優しさを持っているように感じます。


なみ先生ご本人のブログでは、格好つけることなく、その時に感じられたことが、軽やか語られています。人形を作らない立場でも、とても励まされます。


いい記事はたくさんあるのですが、2017年2月22日のブログは、特別に感銘を受けました。特に、共鳴した箇所をすこし引用します。

「そして「好きに作る」ということは
自由でものびのびでも明るくもなく
かなり怖くて厳しい夜道を
1人で歩くのと一緒だから
つい人の意見に従いたくなるんですよね。

誰も歩かない草ぼうぼうの山道を
1人で「こっちに何かある気がする」と
歩き続けて見つけた場所が
誰も見たことのない絶景で
それを他人にシェアするのが
創作活動だと思っています」

元の記事↓

何度よんでも、うるうるきます。

「好きに作る」を、「好きに生きる」に変換可能だと思います。

「好きに生きる」って、本当に怖い!

だけど、そこで感じた孤独があるから、人は他者に対して本当の意味で優しくなれる。
人からの優しさをありがたいと感じることができる。
そして、その先に見える絶景は、自分だけのものなのですよね。

私は、まだまだ道半ばですが、このようにかっこいい生き方をしている方々に恵まれていると、自分の頑張ろう!と励みになります。


本当に素晴らしい作家さんです。

大阪 中崎町で人形教室もしていらっしゃいます。
想いの数々もとても素晴らしいので、オフィシャルブログもぜひご覧くださいね!



これからも、なみ先生のご活躍をお祈りします。

そして、なみ先生のお人形を知ることで、誰かが自分にとっての「自由」を見つけてくれることに繋がれば、とても嬉しいなと思います。



人形という存在があったからこそ、出会えた素敵な人。
このような出会いも、とても嬉しく思います。

What a wonderful world!!!




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by otomeya | 2017-03-31 02:39 | 作家作品のこと

お人形遊び

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3月16日~始まりましたイベント、前半終了です。
3会場同時開催のこちらのイベント、おかげさまで大盛況の3連休でした。

普段、お目にかかれない方々にご来店いただき、心地よい刺激をいただいています。


画像は、【てらおなみ】先生の作品。

オールビスク 全長約50㎝くらいのお人形さん。
この二人は、同じモールドの子だそうですが、まるで別人です。

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≪オルテンシア≫

私、この子が大好きです。

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キャビネットの硝子越しですが、横顔が特に好きです。

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深い深い湖のような静けさを持つ、お人形です。
瞳を覗き込むと、私自身も自覚していなかった心の奥底の気持ちが映し出されました。

まさに、「いい人形」です。

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だけど、次の瞬間に、さっと目をそらされてしまった。

残念ながら、彼女が待っているのは、私ではないようです。


イベントが終わり、お人形は、てらおなみせんせいのところへ帰りました。

彼女が待っている人に出会う瞬間に立ち会えなかったことはとても残念ですが、一緒に過ごせたわずかな時間、宝物です。

イベントにお越しくださったみなさま、ありがとうございました。









































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by otomeya | 2017-03-22 01:35 | お人形遊び

つれづれと。

今年最初の薔薇の花が咲きました。

一緒に月日を過ごしている薔薇の花は、特別に愛しいです。

とてもいい香りのする、ころんとしたピンク色の薔薇。

そっと顔を寄せると、さわやかな甘い香り。

いい香りでしょ、と共有したいな、って思い浮かんだ人が何人もいました。

そう思えることは、きっと、幸せなのだと思います。



最近は、インプットの時間を大事にしています。

そうそう、私は、本を読むのが好きだった。
そして、同じくらい、本を買うのが好きだった、と思い出しました。

これも読みたい、あれも読みたい!
あー、またこんなに買ってどうするのよ、って心のどこかで思いながら、興味が惹かれるままに本を選ぶ。
選んできたばかりの本を積み上げると、ああ、これこそ、今の私!って思う選書に自分でうっとりする。


忘れていたものを思い出しながら、さて、これから、どうしましょう、って、そんな日々です。




こんなページを、見に来てくれる人がいること、とても感謝しています。




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by otomeya | 2017-03-21 00:50 | 日々の戯れ

新しい気持ちで。

約10年お世話になった家具を無事にお譲りできました。
新しくやってきた家具も、イメージどおりぴったりに収まりました。

あー、これが私が本当に好きだった場所。

10年前は、憧れるだけで手に入れることができなかったもの。

一角だけではありますが、ひとつ、完成しました。

ここの感覚を大事にして、他を見直していきます。


焦らず、ゆっくりいこうと思います。

その過程も楽しみながら。




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by otomeya | 2017-03-11 00:53 | 日々の戯れ

大掃除

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ピンクロゼッタさんのすみれチュールヘッドドレスが届きました。
とてもとても素敵で、嬉しいです。

いろいろと思うことがある日々です。
啓蟄を過ぎて、もう春ですしね。

乙女屋の店舗をもって、10回目の春。
この10年、辛いことが多かったなーと振り返ります。
もちろん、嬉しいこともたくさんたくさんありましたが、辛いことも、多かった。
(つらかったことのほうが多かった、ではありません。)

辛かった理由は、

自分が無理をしていたから。
他人と比べてばかりいたから。
自分を信じることができなかったから。
自分自身を大切にして、育てることをしていなかったから。
(自分に厳しくあることを育てることと勘違いしていたから)
”正解”というものが、この世の中にあると思っていたから。

そう、すべて理由は自分自身です。
そのことに気が付けたのは、実店舗をもったことがきっかけです。
渦中にいたときは、辛かったけど、そのおかげでいまは、ずいぶんとらくになれました。
これからは、楽しく自由に生きていこうと、るんるんしています。

なぜ、そんなことを考えたのかというと、今日は、店舗の大掃除をしていたからです。
開店当初から使っていた家具を、今週中にひとつ手放すので、家具と、その家具を置いていた場所を大掃除です。

本当にいろんなこと、思い出しました。

今までありがとう。
今度もらってくれる人のところでも、幸せになってね。


その場所はひとまずすっきりしましたが、こうなったら、他の場所も大掃除したーい!

次の営業の時には、ちょっぴり大人になった乙女屋になっているかもしれません。

私も楽しみ!!!!













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by otomeya | 2017-03-07 23:47 | 日々の戯れ

「西洋アンティークの中にあるインドの手仕事」展を終えて。

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2017年2月 salon by otomeya (乙女屋ギャラリースペース)にて、展示会を開催しました。

西洋アンティークのバイヤーを20年続けた多田美和さんが、直接インドに出向いてセレクトしてきた品々。
伝統的なカンタ刺繍が活きるシルクのストール自体は、他店でももちろんありますが、一枚一枚、感じることを大事にセレクトされたきたものは、やっぱりなにもかも違いました。

その他にも、触れたことがないような美しい品々をたくさん見せてくれました。

ひとつひとつ、もっとお伝えすべきことがあったのに、私は実は消化不良。

もっともっと・・・・!!!!

ということが、実はありました。

バイヤーの方に伝え、反省課題を話し合い、次のテーマも見えました。

今までやってきたことないこと、次の展示会で、やってみたいと思います。

とても楽しみです。

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乙女屋を立ち上げた当初、私がアジアの美に目覚めることになるとは思ってもみませんでした。
ずっとアンティークレースとヴィクトリアンとロマンチックなものだけを一生好きだろうと思っていました。
それが、私!と思っていました。

でも、美しさって、そーゆーことじゃないって、感じるようになりました。


表面的でわかりやすくて記号的であることは、私にはあまり価値ない、と気が付いたのはいつでしょう?

もっと、本当のこと、を求めたい。


うん、大丈夫。
私以外にも、きっと、本当のことを選んで進んでいる人や、求めてくれている人はいると感じているから。


素直に、できること、続けていきたいと思います。







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by otomeya | 2017-03-04 03:37 | 日々の戯れ

お人形のお仕事

創作人形作家 柘榴さんのお人形のドレスを作らせていただきました。
(→お人形のお仕事

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アンティークの白の布で・・・とお客様とイメージをある程度確認して制作しました。
当初、思っていた布を仕立ててみると、生地の張り、レースの幅が予想と異なりました。
かなり明確にイメージを描いて進めていたので、予想外のことでした。
その後、非常に苦戦しました。

予定よりお届けまでお時間をいただいてしまい、
その他のお客様、作家さまへの対応に遅れもでてしまいました。

今後は、締め切りがあるドレスの制作のお仕事を引き受けるのはやめることにします。

作家さんて、えらいなー、すごいなーって、改めて感じました。

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お帽子の後ろには、フランスのすみれ色のワイヤーリボンを大きく付けました。
嗚呼、可愛い。なんて可愛い。

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それはすべてお人形さんの可愛さのおかげ。
生み出してくださった作家さん、お迎えくださったお客様、本当にありがとうございました。


どんなに苦労しても、とっておきのお気に入りだった素材をふんだんに使って少し寂しくても、
これだけ可愛い子のためにドレスを作れたことは幸せで、
お客様が気に入ってくださったことは、本当に嬉しいです。

やっぱりドレス作りは楽しいので、少しずつ再開したいと思います。

楽しい!







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by otomeya | 2017-03-01 12:52 | お人形遊び