ありがたいお言葉たち

「頭は使わなければさびつきます。
人間も磨かなければ曇ります。
若い頃美男だった人が三十になるとふつうの男になり、
四十すぎると見られなくなるのは、みんな自分のせいです。
時間のせいではありません。
本来ならば、人間は老人になればなるほど美しくなっていいはずです。
また実際にそういう例もたくさんあります。
英国人の中でも殊にいいのは老紳士、と昔から相場がきまっていますが、
つらつら思えば偶然そうなったのではないようです」

・・・・・本日も、蔵書整理に出している白洲正子氏のお言葉でした。

「私はすべての若い方達に目にみえるものでも、
あるいは目にみえないものでも、たった一つでよろしい、
どんなに小さくとも自分の一生をかけて守り通す大切なものを
おもちになることを切におすすめします。
考えただけではいけません。
そのためになら何ものをも捨てるほどの覚悟とそれから勇気をもって、
ただそれのみをみて突進なさい。
     (同書 の 創造の意味の章より)
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# by otomeya | 2005-09-21 21:46 | 乙女文学

美しくなるにつれ若くなる   白洲正子

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本日、蔵書整理を更新しました。
15日更新のはずだったので約5日遅れ・・・・。
で、今回で最終回にしようと思いつつ、
どうしようかな~~
と悩んで、25日分も出しておこうと思って、
2冊出してます。
送料のほうが高いんじゃない?
っていう安い本ですが、価値ある二冊です。
いかがでしょうか?

1冊の本のタイトルを今日のタイトルにしました。
ものすごぉく惹かれるタイトルだとは思いませんか?
中身は芸術論ともとれるような、
オトナのオンナのたしなみのことがぎっしりと・・・・。
結構硬い感じで書かれています。

おお!さすが・・・・。
と思うところもあれば、私の主観でいけば、
少し感覚が違うな。
と思うところも、実は少し・・・・・、あります。
そうじゃないよ!っていうほどでもないけど、
なんか説教くさいように思ってしまうところが・・・・・・。
あるような気がするのですが、どうでしょう?
私がちょっとだらしない人間だから、耳が痛いだけのような気もするけど・・・・(苦笑)

でも、何かと評価の高いこの方の本は読んでおく価値は十分にあると思います。
この本の中でお気に入りの箇所は・・・・・

「立派な人は、多くをしゃべりません。
たったひと言で磐石の重みを持ちます。
何につけ、結局は最後のものは一つしかありません。
どんなに多くの言葉をついやそうと、私たちはたった一つのことしかいえないのです」

「美というものはたった一つしかなく、
いつでも新しく、いつでも古いのです」

        (「美しくなるにつれ若くなる」  白洲 正子著より)
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# by otomeya | 2005-09-20 15:09 | 乙女文学

お詫び

蔵書整理の更新遅れてます。
ごめんなさい。
ど~も、でじかめさんのご機嫌が直らないのです・・・・。

蔵書整理用に本を探してましたら、
出し惜しみ(・・・ごめんなさい)してた以前の買い付け商品が
多数発掘されました。

それをそろえて10月までに、
秋のFAIRをしたいと思います!
夏とは違う商品ですが、同じような感じのコンセプトで
アンティークとジャンクの間の、手ごろなものを
取り揃えられると思います、

楽しみにしていてください♪
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# by otomeya | 2005-09-19 11:59 | 商品入荷関連

装いの美学

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先日に続いてお洋服の話題・・・・。

さてさて、では、もし・・・・。
お洋服を作るならどんな服?!

私が作りたいのは

「まっしろくてひらひらふわふわした・・・・
しろいれーすのたくさんついた夢のような夜着」

です。

日本の文化では与えられなかった、
少女の洗礼服のような・・・・。
お人形の下着のような・・・・。
フランスレースとピンタックがたくさんあしらわれているもの。

お洋服といってしまえば、どこへ行く?誰に会う?
などの制約があり、自分の年齢や似合う服、
時や場所を考えなければならないから、
自分だけのためにすごす、お部屋できる夜着やランジェリーに。

「1 一枚の布がある。両端を縫い合わせると筒になる。そこに<内>と<外>が発生する。
1・1 <わたし>と<わたしでないもの>の境界。すなわち、<わたし>の存在の表面が皮膚から服に移行する。
1・11 布と皮膚のあいだが<わたし>の「秘密の場所」として仮構される。」
(鷲田清一 「最後のモード」 人文書院より引用)

この文章に触発されたこともあって、
布(人に見えるお出かけの服)と皮膚の間に、
私はしろくてふわふわしてて、だれに気遣うこともなく思いっきりお気に入りのデザインのものを、身に着けてみたい。
それが私の、「秘密の想い」
と強く強く思ったのです。
・・・・・が。
ランジェリーの本当にいいものって、綿素材じゃなくて、シルクやナイロンがほとんど。
探してもなかなかないならば、・・・・・・作ってしまう?
と思ってはいるものの・・・・・もっぱら案や理想ばかり膨らんでおります。

画像は、うまくとれなかったけど、
本物のアンティークの綿レーススカートです。
ほしくてほしくて、でも、生地も相当弱っているから、
めったにきられないのに、有り金はたいて、少し前に買いました。
でも、レースの細工もピンタックも、見えるところだけじゃなくて、
下に何枚もレースのぺチが重ねてあって、見てるだけで幸せ。
こういうものを、痛んだ生地でなくて、いまの生地で作りたい。
そしたら、もう少し気軽に着れるようになるし。
そのために、フランスレースも扱い始めたのだけど、
肝心のところで踏み切れてなくて、活用できてないし。
うう~ん。しっかりしなくちゃ!!
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# by otomeya | 2005-09-14 21:08 | 装いの美学

どれだけあっても・・・・・

どれだけあっても、いくつになっても大好きなのが
「お洋服」
毎シーズン毎シーズン、
もういらんや~~んと、
心のどこかでわかりつつも、
ときめきはしゃいで買いあさってしまいます。
で、買いあさりつつも、待っても待ってもどこからも発売されない
待ちかねている理想のデザインのお洋服が、自分の中になんとなくあって、
出そうで出なかったり・・・・しませんか??
そういうのを作ってみたいな~
とお人形のお洋服を作れるようになってから、
思い始めたものの、手をつけないまま、ずいぶんたってしまいました。
今年のうちに一着でも形に・・・・できるかな・・・・・
なんて思いつつ、またまた、某ブランドのお洋服に、
先ほどときめいたところ・・・・(笑)

でも、これも女の子の特権・・・・・ですよね??
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# by otomeya | 2005-09-12 12:49 | 装いの美学

地味な新企画

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本当はあんまりなじめない場所なんですが、
実際に目で見て手にとって見ていただけるほうがいいな。
と思って、こてはじめ?に大阪某レンタルショーケースを
借りてみようと思ってます。
主な商品は、数がある在庫の雑貨商品とレースの予定。
レースを、見るからにかわいく演出したくて、
今日はせっせとおめかしさせてました。
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# by otomeya | 2005-09-07 15:36 | 商品入荷関連

夏の思い出

今年の夏は、少し力を入れて、
たくさんの商品を入荷させました。
状態の難しいアンティークの生地やレースが大好きな私は、
一歩間違えばジャンクになってしまいそうな、
きわきわの「味のある」布やレースを
商品としてはじめて扱いました。
結果は、・・・・・・・。
要検討。
といったところでしたが、
その決意にむけて、オーナールームにかいた文章は、
なかなか評判がよかったので、
再録↓します。

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***乙女の決意***

乙女屋4年目の気合をいれて、
贅沢なアイテムを大量入荷させました。

今回の入荷は、小さな個人雑貨販売では、
かなり危険・・・・。
な品揃えです。
やりたいことだけで、どこまでできるかの
ひとつの試みです。
今後、どういう路線に乙女屋を乗せていくかは、
この夏の限定販売にかかっているのです。

特にアンティークのレース、ハンカチには、
画像で感触がわからず、
きずやしみ、状態の価値観
(どこまでがきれいで、どこまでが痛みなのか)
の判断が難しく、インターネットでの販売は、
お客様の満足になるかどうかが、
とても難しいところなのです。

けれど、私は、どうしてもアンティークを扱いたかった。
それも、できれば、なるべく安く・・・・。
安く、アンティークを仕入れようと思うと、
どうしても、どこかに難点があるものになり、
なおかつ、そういうものを大量でなければ、
送ってもらうことはできません。

東京の六本木ヒルズには、
美しいアンティークハンカチを見せてもらえる、
ハンカチ屋さんだかのショールームがあるそうです。
なるほど、きっと高級なもので、
見ているだけでも幸せになれる一品でしょう。

でも、私は枯れ果てた綿のレースを
どうしても手にとってみたい。
その感触はどうだろう。
ドライフラワーのように、
ふんわりと何かが漂うのではないだろうか?
そんな妄想を抱きながら、
心行くまで眺めてみたい。
お気に入りの雑貨と並べて、
枯れたレースと日々を暮らしたい。
たとえ、それが、多少汚れていたって・・・・。

何をどうあがいても手に入らないものは、
見ているだけでも癒されますし、
見る目が養われるといいますが、
少しでも、手に入るものであれば、
手にとって、触って、一緒に暮らすことは、
知識やうんちくの関係のない、
自分本来の、とっておきの贅沢を
手に入れることができると思うのです。

できるかぎり、色や状態を詳しくわかるような
画像を使用したつもりです。
状態も、なるべく細かく書きました。
それでも、どうしても見落としや、
私が気にならないしみも、
お客様によっては気になるかもしれません。
承知の上で・・・・。
ノークレームノーリターンでお願いしたいのです。
それは、だまして売ろうとするのではなく、
ネットでの限界なのです。
本当は手にとって購入が一番いいのですが、
それがかなわない現状では、
それをお願いするしかありません。
言い訳になりますが、
私をはじめ、個人で輸入する場合、
レースはこういう雰囲気で。
というものを、箱で送ってもらいます。
その中には、とても使えない、
いらないものもたくさんありますが、
それはクレームはつけられません。
ものを選んで送ってもらうなんてことは、
とてもできないのです。
ましてや、状態はいわんや。
なのです。

実物が見れない、博打のようなお買い物方法を
強要しているようで、本当にごめんなさい。
これが理解いただけるか、いただけないか。
これが、今回、一番の問題です。
今回で、反応がなければ、
乙女屋サイトでの販売は不可能ということで、
今後、お取り扱いは無理になってしまいます。


どうか、ご理解いただいて、
アンティークレースのある暮らしのご提案が、
今後もできるようにとお祈りしている次第です。

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好きなものを、好きなだけでなく、
自分の暮らしの中や、自分の生きる気持ちの中に、
大切に活かしていきたい。
それは、小物でも考え方でお洋服でも、すべてに通じる
私の思い。
「好きだけど、私には似合わない」
「好きだけど、高いし」
「好きだけど、私にはできないし」
でも、本当に100%むりなのかしら?
考えてみてください。
きっと、できる範囲があるように思いませんか?
ヴィクトリアンの本当に高級できれいな博物館のドレスは手に入りません。
でも、小さなハンカチなら・・・・・
よごれてしまって着ることはできないドレスなら・・・・??
私は、そういうものでもいいから手にとって見たい。
そしたら、博物館のドレスを見るときに、
どうせ見るだけでも、あのシルクはあんなさわり心地かしら?
あの部分のレースは、あのハンカチのレースの素材と似ているわ。
なんて、少しだけでも、何かがわかるような気がするんですもの。

ということで、また作戦を練りまして(笑)
次の機会を作りたいと思っています。

本日から秋物入荷です。
こちらもかわゆい、しかも乙女屋のためにつくっていただいたものなので、
他では手に入らない1点ものがほとんどです。
よろしくお願いします♪
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# by otomeya | 2005-09-01 11:22 | HPバックナンバー

秋物

夏の限定商品のお取り扱いが終了したら、
少女×猫モチーフの雑貨を
たくさん入荷させる予定です。

少女×お人形
少女×猫

のモチーフは、ず~~っと何よりも好きなもの。

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ひとあしお先に、商品をひとつご紹介♪です。

すみれと少女×猫。
周りにはぐるりとお花モチーフのりぼん。
の壁飾りです。

お値段は1600円を予定してます。
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# by otomeya | 2005-08-24 15:44 | 商品入荷関連

もしも京都に・・・・・・・

お越しになったら、
夏のカキ氷は三条のぎょくえんに決まり!
ですが、今年の混雑は、例年以上にすごくって、
あれはちょっと・・・・・・。
1時間待ちは、ざらですよぉ。
しかも、あの炎天下で。
警備員さんまでいるんですよぉ。
でも、宇治ミルク(あんこは甘すぎるので、省くべし)
は極楽の味なのだ。
相席だったりして、落ち着かなかったら、
そのままソワレに向かいます。
昨日は、ぎょくえんはなしで、ソワレだけでしたけど。
懐かしい色合いの大好きなゼリーミルクは
定番なのですが、ちょっとおなかがすいてたから、
バナナクリームをいただきました。
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真ん中のアイスクリームを囲んで、
生クリームとバナナがずらり。
何度見ても、きゃ~~と心の中で、
ときめいてしまう、乙女なデザート。
幸福なヒトトキ♪
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# by otomeya | 2005-08-16 10:48 | 日々の戯れ

失われていくもの。変わりに手に入るかもしれないもの。

どんなに「少女」の繊細な存在に憧れても、
お人形ではないかぎり、歳を重ねてしまいます。
歳の数字に惑わされないように、
つまらない常識にとらわれないように、
なんて言って見ても、
確実に十代の女の子の肌ではないのです。

あの、肌の下のみずみずしさ。
重力に逆らって膨らんだ薔薇色の頬。
うるんだ黒目、艶やかな髪、幼さの残るふくよかな手足。

失った今となって、その年頃の女の子を見る度に、
若さという美しさを美しいなぁ、と思います。

バレリーナの宿命の悲劇を描いたドキュメント映画「エトワール」では、
知性、人間的な感情を表現する力、
バレリーナとしての身体的技術を手にするころ、
若さからくる美しさはくだり坂に差し掛かるという宿命が描かれていました。

知識を学び、歳を重ねて悲しみも喜びも知り、
技術も身についてそれを心から表現できるようになるには月日がかかる。
積み重ねてきたものが、完成に近づく頃、
年齢からくる美しさが散りゆく桜のように一瞬のしか残されていないのだという。
一瞬が終われば、バレリーナたちは舞台を去っていくしかない。
エトワールも、その他もみんな。

さて、となれば、少女に焦がれる女性の私はどうすればいいのだろう。
亡き少女の像に醜くすがりついて、
似合わなくなった少女のドレスを着ているのは、イヤ。
でも、好きでもない、ときめきのないお洋服は着たくないし、
そんな生活もイヤ。

*************
この何年か、圧倒される思いで見つめ続けている桜の若木がある。
公園で種を拾ってきて鉢で育て、
その後に移った新しい家の、小さな中庭に植えた。
若木は土に根を下ろしてから、信じられぬ勢いで枝を伸ばした。
初めての花を咲かせた春は、感動で叫びたいほどだった。
それから新芽や夏の緑や秋の紅葉、
冬枯れの裸の枝さえもが美しく感動的に思えて、
眺めるたび涙が滲むのだ。
あの桜のようにのびやかに美しく、風や太陽とあんなにも気儘に語り合う、
同じ存在であってほしい。
と、若い女たちのひとりひとりに囁きかける。
顔を見て話すことは不可能なので、
四季に創る服のひとつひとつを通じて話した。

******************

少女のように、若木のように。
年齢などは超越して、永遠に輝かな魅力をいつも生き生きと息づかせていてほしい。


(金子功のブラウス絵本/文化出版社より引用)

******************


バレリーナでない私たちは、若さが失われてしまっても、
他のもので若さゆえの美しさ以上に美しいもの
を持つことがきっとできるのです。
少女の心を大切にしながらも、
それにいつまでもしがみつくのではなく、
いつまでも見た目だけのわかりやすい少女らしさにこだわるのではなく。

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東京 高円寺にある名曲喫茶「ネルケン」のマダムはまさにそのような理想の女性。
ふっと出てくる言葉の美しさ、心使いの優しさ、たおやかな仕種。
私はすばらしい名画を前にしたように、
言葉を返すこともままならず、涙ぐんでしまうことすらあります。

何をどうすればああなれるのか。
その方法は知りません。
方法なんてないような気がします。
いつも、自分が好きでいられるように、
時にはほんの少し強がってみせたり、
そんなことをしながらも、歳を重ねるほど、
少しずつでいいから、若さの変わりの美しさを模索したいと思います。

まとまりなく、つれづれに書いてみました。
何か、伝わることがあればいいな。
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# by otomeya | 2005-08-15 10:28 | 乙女文学