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ある日の妄想。

ずっとうつむいていた少女が、
いつのまにか、まっすぐに目を据えていることに気が付いた。

その人に出会い、
しばらくの間、私は泣いてばかりいた。

愛しいものを守るために、
私は、私自身のいろいろを捨て続けた。
自分を大事にすること。
自分の心を癒すこと。
それはすべて後回し。
それでも、・・・・・を守れるなら、それが生きる唯一の救いであったから。
傷つくことなんて仕方がない。
自分が選んだことだから。

心に鎧を着せるのではなく、自分自身を鎧にして、
大事なものを守ってきた。

それは、義務ではなく、知らず知らずのうちに。

すると、いつしか、どこからか、
傷ついても平気。人に合わせることも平気。
なんでも平気。
失望するのは当然。
頼れるのは自分だけ。
だけど、頼られる。
頼れないけど、頼りにされたら、答えなければ。
自分のことは、どんどんと後回しになっていた。


その人に出会い、私は泣いてばかりいた。
悲しいのか、嬉しいのか、寂しいのか、わからなかった。
ただただ泣いて・・・・
気が付いたら、昔の自分が持っていた弱さや気持ちを取り戻していた。
泣いてばかりいるくせに、
一方でとても強くなった。
もう、周りのことは気にしない。
私は、器用に出来る人間ではないのだと限界を知り、
ならば、唯一できること。
それのみに専念することにした。
その勇気を貰った。

ひとりの少女が私の中に、日々巣食っていくのがわかる。

その少女はとても可憐で寂しそうで可哀想なのに、
一方でとても頑なで傲慢で強いのだ。

いつしか、いまの私は私でなくなり、
少女に飲み込まれてしまうかもしれない。

でも、それは、なんと本望なことだろう。


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秋の夜、雨音をひとり聞きながら
葡萄酒を飲みながらの、たわごと。。。。。。
by otomeya | 2010-09-28 01:59 | 永遠少女


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