数年前・・・
大好きだと感じるものが、もう、抱えきれないくらいたくさんあるのに、
まだまだほしくて、
どんなにたくさん手に入れても足りなかった。
いつまでも、満たされない自分がなんだかいやで、
何度も自己嫌悪に陥ったり、して、生きていた。
手放したいと思い始めて、何年もたって、
そんなことを思う余裕もなくて、ふと振り返ったら、
ほしいと思うものは、もうほとんどなくて、
とびきりすてき!と思う時間や、
損得やお金ではない何かもっと別なものを感じるときに、
それが、ものであれ、誰かと過ごす時間であったり、するのです。
幼い頃、誰にも本当のことが話せなくて、
お友達もほしいとも思わなかった私は、
しばしば空想の雑貨店をいろいろ思い描くのが、心の慰めのひとつだった。
大阪の、街角にある小さな乙女屋の空間を、
これまでずっと、誰かの癒しになるように・・・と店作りをしてきた。
でも、乙女座物語は・・・・
そうではない。
そして、その先の乙女屋は・・・
誰かのためのオトメヤではなくて、
乙女屋が、まだネットSHOPだけだったころの方は知ってくれているでしょう。
あの頃のオトメヤを、お店で表現できたらいいな、なんて、
今日、ヒトリで夕暮れにいて、思い出したりしていました。
今日は、お店をあけていて、本当に幸せでした。
たくさん、人が来てくれなくていいです。
本当に好きでいてくれる人に・・・・
ずっと一緒にいてくれなくていいんです。
離れていても、気持ちはいつも寄り添っているから。
目に見えなくても、形は残らなくても
本当のことを、いつだって、本当は知っている。
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