(2015/07/19 京都・銀閣寺近く アンティーク喫茶迷子)
昨日は、京都のアンティーク喫茶にて、SPレコードと歌の音楽会でした。
しみじみと・・・心から幸せを感じるひと時でした。
京都という町もやっぱり魅力的だな~と感じ、
迷子というお店、店主とのおしゃべりと、古本と、珈琲とSPレコード。
古いものに価値を見出すだけはなく、
愛して、伝えていくこと、受け継いで新しく生み出そうとする今の歌い手・泉子さん。
今回、集まってくださったみなさまも、素敵な方ばかり。
いろいろな意味で、愛と優しさと美に満たされた時間でした。
本当にありがとうございました。
迷子のある建物は、ヴォーリズの建築事務所の設計。
夏には、生命力にあふれた蔦が絡まり、とてもすがすがしい気持ちになります。
夏は特に、大好きです。
入り口横の小さなお庭。
一見、作りこまれていないようにも見える素朴な草花のお庭。
。。。。大好き。
扉の向こう、薄暗く、静かな気配。
扉の前で、どこか神聖な気持になる。
何度も開いているのに・・・不思議。
この感覚も、大好きです。
「蔦の絡まる窓の内側は、どこか水槽のようにも感じて・・・
今日は、金魚になったような気持ちで、
この時間を過ごしてもらえたら・・・・」
というようなことを、歌い手の泉子さんがオープニングでお話されて、
ますます、ぐっと、世界に引き込まれた心地よさ。
ああ、幸せな時間でした、本当に。
やっぱり大好き。
あんなにいろいろ変わったけど、
大好きなものにさえ、強がってしまっていた自分に気が付いて、
でも、やっぱり感じる、ああ、好きだな、と感じる瞬間。
そういうときに、ああ、これが私かーって何かを確認する。
もっともっと、自分自身に向き合って、まっすぐに、
すべての時間を自分自身で過ごせるようになりたいなぁ。
私の夏は、今年はそのために、過ごしたいと思っています。
次回の音楽会の予定はまだ未定ですが、
年内にはもう一度くらい、あの時間を過ごしたいなと思っています。