気持ちとファッション


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(トルソーのケープボレロ used Yohji Yamamoto
トルソーのチュールジレ antique item)
 
オリジナルリボンとお洋服のお店
「乙女屋」に新しい什器が届きました。
本当は、ギャラリー空間のイメージに、と購入したのですが、
展示のスペースの関係で、Shopのほうに仮置きしたら
意外にはまってしっくりきました。

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椅子は、吉祥寺のアンティークショップ The moonで出会いました。
The moonは、画家・人形作家の吉田キミコさんの作品を扱っていて、
そのご縁でお伺いした時にディスプレイが素敵で、これだ!って。

その時の画像も、許可をいただいて撮影しているので、
またいつか、紹介したいと思います。

オリジナルリボンとお洋服のお店としてのShop乙女屋は
ピンクの壁の可愛らしい空間です。
こんなにかわいいのだから~♪とマカロンカラーのリボンや、
布のお花の数々、思わずにんまりしちゃうテディベアたちを並べました。

どれも大好きなのに・・・・。
毎日を過ごしていると、ただただ、可愛い、甘いだけだと、
なんとなく物足さを感じているのに気が付きました

そう感じつつあったので、この椅子がちょうどよいスパイスに。
この椅子のおかげで紹介するお洋服の幅も広げられそうです。

それは、つまり、

「テイストの似たものを集めればいい、のではない。
いいと感じるものをどのようなバランスで配置するか。
そこにその人らしい美しさが出せるかどうか、
という大切なことがあるのだなぁ」
と気が付いた、ということでもありました。

「美とは、調和とバランス」だと、
アリストテレスが書いているように・・・と、
先日、偶然お会いした方がおっしゃっていたのをふと思い出します。



それはファッションにも言えるのではないかしら?


先日、ご来店くださったお客様。

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Jane Marpleの90年代のブラウスに、
Jane MarpleのJSKをコーディネイト。
乙女屋で販売しているハンドメイドのリボン髪飾りを試着してくれました。

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もう、まさにお人形・・・というか、
楠本マキさんの漫画・かめのちゃん、を思い出す世界。
どこまでも愛くるしい。
なのに上品さを持ち合わせていますよね。
内面的にもまさに、このままの少女世界を持たれています。

最近、彼女とプライベートでお話しする機会がありました。
いろいろなお話をして、愛らしさのほかにも、
彼女の魅力はまだまだ多面的にあることに気が付きました。

この日のコーディネイトは、もし町ですれ違っても、
振り返って凝視したくなるほどお似合いで、
このまま時を止めていて・・・!
と願いたくなります。

これからどのように彼女が年を重ね、
彼女にしか出せない魅力を重ねていくのだろうか、
それを見たい、という想いもあります。

可愛いお洋服、もう着れないから、迷ってて・・・
と、悩みながら、お洋服屋の乙女屋で多くの女性がつぶやきます。

大好きな世界なのに・・・。
だけど、鏡の前で、もう似合わない。
私は、これから何を着たらいいの?

お洋服屋としての乙女屋は、まだほんの半年ばかりですが、
大好きなものを大好きなままで、
自分だけににしか似合わない組み合わせで、
美しくみれるバランスが、すべての人にあると、
師匠が常に言っていた名言が、
最近、しみじみ、わかってきたように感じます。

その人にしかない魅力は必ずある。
自分の気持ち、感性を大切にして、
好きなものを、組み合わせて、
年を重ねるごとに、唯一無二な存在として、
すべての女性が、より甘く可愛らしくあり続けてほしい。

いつまでも少女趣味が抜けなくてね、なんて
自嘲気味に柔らかく微笑みながら、
美しくレースを纏っていたい。

そんな女性たちと一緒に悩み、
高めあっていけるようなお店、
それが乙女屋の理想でした。

やっと少しずつ、近づけているような日々を
感謝してすごしています。





ふと、思い出した言葉。

「ファッションは気持ちの表れ。
どうでもいいやと思ったら本当にどうでもよくなるのよね。
生き方と一緒なの」

OVER60 Street Snap ―いくつになっても憧れの女性 
滝内裕子さんのコメントより)







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by otomeya | 2016-01-16 10:50 | お洋服のこと


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