人気ブログランキング |

てらおなみせんせいのこと

集治千晶 てらおなみ 二人展 無事に終了しました。

たくさんのかたにお越しいただきました。

ありがとうございました。


今日は、以前から一度ちゃんと向き合ってみたいと思っていたことについて考えてみたいと思います。

それは、てらおなみ先生のお人形と先生自身の魅力について。

e0037611_01142639.jpg
てらおなみ先生は、関西を拠点にとても長く活躍されている人形作家です。創作人形が根付く前から、どこにも属さず、手探りで人形制作を模索され、人形教室を主宰しています。初期の教室の宣伝は、ネットも普及していない時期でしたので、ほぼ口コミだけでしたが、それでも生徒さんは絶えなかったようです。
短い間でしたが、私自身も、生徒としてお世話になっていた時期があります。

なみ先生からは、人形の作り方だけでなく、人形との関わり方、を教えてもらったように思います。先生が言葉で語ることはありませんでしたが、私は先生の人形への向き合い方、愛のかけ方がとても好きでした。当時若かった私は、今思えば、困った生徒だったかもしれません。いろいろと悩みを聞いていただきましたが、その都度、愛に溢れたお返事をもらいました。そのときの返事は、今でも私の支えです。

人形作家として生きるということ、自分の作りたいものだけを作り続け、どこにも属さず、個として生き抜く生き方にも、長く見守らせていただくほどに尊敬の念が募ります、そのような生き方をされている方は、なかなかいらっしゃいません。

そのような先生のありかたは、人形に現れていると感じます。
上辺だけ、ちょっとみただけのことを小手先でちゃちゃっと仕上げて作品と呼んだりしない。
自身がしっかりと生きて、感じたことをちゃんと浄化して、そのうえで人形として生み出す。そのことを、手を抜かずに、制作されているように見えます。

なみ先生の人形は、私にとっては、玩具としてのtoyとしての人形ではないし、独特のアクセントで語られる≪ドール≫でもない。
決して、だれにも媚びない、孤高の存在。
だからこそ、孤独を知るものだけがもつ、本当の優しさを持っているように感じます。


なみ先生ご本人のブログでは、格好つけることなく、その時に感じられたことが、軽やか語られています。人形を作らない立場でも、とても励まされます。


いい記事はたくさんあるのですが、2017年2月22日のブログは、特別に感銘を受けました。特に、共鳴した箇所をすこし引用します。

「そして「好きに作る」ということは
自由でものびのびでも明るくもなく
かなり怖くて厳しい夜道を
1人で歩くのと一緒だから
つい人の意見に従いたくなるんですよね。

誰も歩かない草ぼうぼうの山道を
1人で「こっちに何かある気がする」と
歩き続けて見つけた場所が
誰も見たことのない絶景で
それを他人にシェアするのが
創作活動だと思っています」

元の記事↓

何度よんでも、うるうるきます。

「好きに作る」を、「好きに生きる」に変換可能だと思います。

「好きに生きる」って、本当に怖い!

だけど、そこで感じた孤独があるから、人は他者に対して本当の意味で優しくなれる。
人からの優しさをありがたいと感じることができる。
そして、その先に見える絶景は、自分だけのものなのですよね。

私は、まだまだ道半ばですが、このようにかっこいい生き方をしている方々に恵まれていると、自分の頑張ろう!と励みになります。


本当に素晴らしい作家さんです。

大阪 中崎町で人形教室もしていらっしゃいます。
想いの数々もとても素晴らしいので、オフィシャルブログもぜひご覧くださいね!



これからも、なみ先生のご活躍をお祈りします。

そして、なみ先生のお人形を知ることで、誰かが自分にとっての「自由」を見つけてくれることに繋がれば、とても嬉しいなと思います。



人形という存在があったからこそ、出会えた素敵な人。
このような出会いも、とても嬉しく思います。

What a wonderful world!!!




by otomeya | 2017-03-31 02:39 | 作家作品のこと


<< 京都・アンティーク喫茶「迷子」 お人形遊び >>