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女の集まる店

歳を重ねるにつれ、日常が増える。
周囲の反応に対応して過ごすうちに、ふと、私って何だっけ?と思う瞬間があるだろうか?

久しぶりに会えたお客様、何度も通っていただいていたけれど、初めてゆっくりお話したお客様と過ごせた時間がありました。

「私って、これが好きだったんだ、と思い出せる時間でした」、と言っていただけることが、とても嬉しい。


とあるお一人は、少女らしいものが好きだけれど、可愛いお洋服は着ないので、と遠慮がちにおっしゃった。
可愛い可愛いお洋服を着た、若くて可愛いお客様ばかりが来るお店ではないのだけれど、そういうお客様の存在は目立つのかもしれない。
いや、でもそういうお洋服を扱っていたし、私もそういう服を着たりもするので、(最近はそうじゃないものも着る)乙女屋という名前と相まって、そういう印象なのかもしれない。

本当のことをいうと、私は、若くて可愛い可愛い子よりも、年配の女性に興味がある。
姿かたちの美麗さもあるけれど、それを超越して、はっと目を奪われるような、ぐっと存在感のある年配の女性。
それは、かっこいい場合もあれば、柔らかく朗らかな場合もあれば、スタイリッシュであったりすれば、赤い口紅がガッと似合う女であってもいい。
形にはまらず、理屈でもなく、ぐっと目を奪われる女。

そういう女にたまらなく惹かれる。

そういう女性が、たとえば、薔薇の花を一輪、選んでいる様子や、アンティークレースにそっと触れて、うっとりと眺める様子を想像したい、そういう女が似合う店でありたいと、思う。

そういう女の場所は、私にとってなぜか、絵があり、お人形がいて、アンティークレースがあってほしい。
そして、最近は、花が増えた。ああそうそう、できれば、リボンもあってほしい。


「以前、乙女屋に来たとき、店主さんはアンティークの白いペチコートを来て、黒のソックスを合わせていた。
その雰囲気は私にとってとても衝撃的で忘れられない。
私も、いつかペチコートを買おうと思う、あまりボリュームがないもので・・・とイメージをしているところ。
店主さんにとって、ペチコートってどんな存在ですか?
なににこだわりをもって選ばれるんですか?」

というお声をいただき、こんなに嬉しい質問があるだろうか!と思って大喜び。

そう思った瞬間に、はっと、ああそういえば、最近ちゃんとおしゃれをしていないな、と反省。

いい女に集まってほしいから、いい女がいる店になりたい、と思うのが私の夢。


でも、本当は、私自身がいい女のいる店に行きたいんだよねー。

いい服を着ているとか、いいものを持っているとか、誰かにすごいと言われてるとか、そういうことじゃなくて、存在するだけで、その人が香り立つような上質な人間の色気を持った女。

そんな女に、自分の花や、自分のリボンや、自分のペチコートを選んでもらったなら、どうしよう!


「女」、を真剣に本気で生きたい。

そんな方に、もっと出会えたら嬉しい。

そして、今ともに生きているみなさん、新しい仲間がまた増えました。

これからも切磋琢磨でいきていきましょう!






by otomeya | 2018-05-08 14:02 | 美しい女


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