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人形について。

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(山吉由利子 個展 「記憶のかけら」2018年 展示風景)

「山吉先生以外に、好きな人形作家さんていますか?」

と、聞いてみたくなった人がいて、思ったままに聞いてみた。

「いない。
わたしは、人形が好きなんじゃなくて、山吉先生の人形が好き」と、即答。

やっぱり。
なんとなく、そんな感じがした。

山吉先生の人形に、どうやって出会ったの?と、続けて問うた。

「昔人形 青山さんで。」

この回答も、やっぱり、と思う。

「人形に興味があって、青山さんに通っていた。
山吉先生のマンスリー展示で、初めて見たと思う。
なにもかもが衝撃だった。
すごく可愛い子がいた。
その時は、自分のものにするなんて考えられなかった」

という内容のことを話してくれた。

あまりにも好きすぎて、いや、そんな言葉でも語れない、怖いくらいの存在感、なのか、自分には恐れ多いと思うからか、手に入れることを躊躇する存在、ってある。私にも、あった。

わかるなー、そうなんだよな。

その人とは、なにかがすごく"合う"から、きっと、そうだろうな、と思って、聞きたくなった。
やっぱり、そうだよね、と思う回答が、すごく嬉しかった。

"人形屋"に、非常に憧れがあるけれど、様々な人形を取り揃えた店は、私の描く"人形屋"と、少し違う。


ぽつり、ぽつりと、静かに人形たちは待っている。

差し出されるはずの手は、むやみやたらに、あれもこれも触ったりしない。


媚びたりしない。
拒絶もしない。

そんなことを思わせる存在。

そういう人形って、なかなかいないと思いませんか?





by otomeya | 2018-12-29 19:39 | お人形考


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