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考えごと

「いい作品だと思う。
でも、売れにくいでしょう?」
と、言われる作品がある。

こちらから、そんな話をしないのに、あんまりにもいろんな人から同じように言われる。


それはなぜだろう?


思い出したのは、一時期、人形のグループ展でよく聞いた言葉のひとつ。 作者が自分の型をひとつ抜けた挑戦をし、周囲の評判がよかった作品だったが、売れなかった。そういう場合に、
「まあ、すこしアート寄りすぎたかしらね」という理由があげられていたこと。

もうひとつ、それも同じ頃の人形のグループ展で、世界観にこだわった展示をすると売れない、というアドバイスみたいな話をよく聞いた。作り込みすぎると、それを崩したくなくなり、そのブースを背景込みで一枚の絵のように見るから、という内容だった。

その頃、私はすでに、自分が創作人形をお金に変えるゲームみたいに考えられないことを感じ始めていたから、それらの話は参考程度にしか聞いていなかったのだけれど、どちらにも違和感があり、残ったままだ。


狭い世界なのに、だからか?一時期よく聞いたそれらの話題は、もうしばらく聞かなくなった。
私の交友関係が少なくなったからかもしれないけれど、しばらく忘れていたその話を思い出した。


が、いま、乙女屋でそのように言われる作品は、そのどちらでもないと思う。

では、なぜなんだろう?

見たことがない世界観だから、かな?
見たことがない佇まいのその"物"に、なにを感じていいのか、わかないのではないかしら?


そうかなぁ、どうかなぁ。

なかなか答えに辿り着かない面白さ、大事にしたいと思っている。





by otomeya | 2019-01-19 15:45 | お人形考


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