店舗営業をお休みして、諸業務に集中しています。
本当は年中無休で乙女屋をやりたい。
なんだったら、二十四時間やりたい。
暗闇の街角に灯る暖かな空間。
和ばらが飾られ、窓辺には人形がいて。
うまくいかなかったら仕事の帰りに和ばらを買って帰ろうかな、とか、もしかしたら、好きになれるひとに出会ったかもしれない、なんて夜に、立ち寄りたくなる乙女屋がいい。
悲しくて悲しくて仕方がない恋をした人には、黙ってその人の彼への想いをずっと聴いていてあげたい。
いつしかお日様がさしてきたら、窓から差す光に目をやって、沈黙を見計らって、そろそろ眠いね、と、どのタイミングで返答しようかと考える。
なんにもできないけど、このくま、抱いて帰っていいよ。始発電車だから大丈夫。紙袋なんかにいれないで、抱いて帰ってあげて、この子はいまのあなたの寂しさだから、抱きしめて帰ってあげて。
そんな店になりたいな。
絶対叶わない今日の空想。