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2019/03/29

わたくしごとですが、いつか行こうと思っていたお店が閉店します、のアナウンスを見ました。

それまでの月日への謝辞があり、突然の閉店を詫びる言葉が続いた。数時間後には、それまで店舗で使用していた物を譲ります、の発言があった。
10年と少し、店主の最愛の場所として存在し、その場所を愛してくれてありがとう、とのことだった。

千葉雅也さんという、素晴らしくシャープな哲学者の方がいて、なんの気まぐれか、商売についてツイートされた。適当なものを流行りにのせて、そのときの金銭を稼ぐ、中身なんていらない、という風潮に触れ、"昔からの店"に、敬意を表し、"店は出来事である"とツイートされた。

別の文脈で、千葉さんは、上品と下品について呟き、彼にとって下ネタも時に上品であり、売れた、売れないの話は下品だ、みたいなツイートをされた。

そんなこんなで、ぎゅむむぅ、といろいろ考える。

でも、上品でありたい、なんて気持ちもなんか下品だよね、とか、ややこしー人間の極致。
でもでも、それが、乙女屋。
そうじゃないふりできてる気になってるのは、わたし一人よね、くだらないね、乙女屋店主。

でもさー、扱ってるものに関しては、嘘がないし誇れるのにな、売れないことに、責任を感じるよ?

どーしましょうかねぇ、乙女屋。

あ、ちがうの、いいたいことはそんなことじゃない。

今日この日に、この作品たちと私物としてじゃなく、店として、一緒にあれたことは、私にとっての唯一の救いでした。

そしてね、最初の話に戻りますが、私がいつか乙女屋の場所を閉店する時、それまで誰にも相談せず、今日がさいごでした、ありがとう、ということに決めました。

閉店の日を決めたなら、その日に来てくださるだろうかたのお顔が浮かぶ。ありがとう、でも、そんな情けをかけたくない。

最後の日は、わたしの覚悟の日。

きっと、その日は、誰もこない。
わたしは、一人でその現実に向き合おう。
わたしの敗北を誰かに祝われたいなんて思わない。

前向きな閉店ってある。

でも、乙女屋は、わたしにとって、前向きな閉店なんてありえない。敗北だ。だって、わたしは、乙女屋を必要としている、その閉店だ、誰ともわかちあえない。

でも、できれば、そんな日が来なければいいね。

形を変えてでも、乙女屋があり続けられたらいいね。

本当はそれを誰より夢見ています。

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by otomeya | 2019-03-29 18:19 | 2019


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