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カテゴリ:日々の戯れ( 545 )

思うこと


「まだ私が金勘定の世界にいなかったころ、店をつくることで、人生をどんなふうに変えたかったのか思い出せる気がした」

「すべての雑貨」を再読していて、自分はどうだろうか?と問いたくなった。


というのも、明日は実店舗の11周年。
3周年から昨年までは、開店記念イベントをしていたので、前日となれば新作に囲まれて、賑やかな時間を過ごしていた。

今年はそれがないし、過去20年の在庫と私物フリマでの振り返りもあったから、開店する準備をしていた11年前のなんにもなかった自分について思い返すことが多い。



私は、どのように人生を変えたかっのだろう。
実は、自分の人生については考えていなかった。
唐突に今の物件を紹介してもらい、ここならいいんじゃないか、恩師の近くでもあるし、ということで準備期間は約1カ月だった。

いつか店舗を持つことができたら、と、空想しながら買い集めていた自宅で使っていた家具を持ち込み、好きだった薔薇柄の紅茶を仕入れた。


それまで、大事に大事に守られて、逃げて生きてきた人生だったから、いよいよ現実に一人で立ち向かうんだと思った。楽しい出会いは予想できず、簡単にうまくとも思わなかった。でも、好きなものを守るためなら、きっと私は強くなれる、と思った。

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今は、思う。
強くある必要なんてない。
もう、無理はしなくていい。
他者も私も、素直に自由であればいい。

平和と調和が、まずは人と人との心から生まれ、空間、世界へと繋がればいい。




by otomeya | 2018-10-31 10:37 | 日々の戯れ

11年前

11年前の今頃、長年の夢だった実店舗の準備をしていた。

傍にいてくれた人がいて、
新しい出会いもあり、
不安と期待、圧倒的な時間の足りなさに焦っていた。


あの頃から、随分と遠くに来たように思う。

一方で、本質が変わらなかったからこそ、今に繋がっていたように思う。


変化したものと、変わらないものとが共存して今がある。
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by otomeya | 2018-10-30 19:14 | 日々の戯れ

女の形而上学

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まだ乙女屋が店舗を持つ前からご贔屓にしてくださっているお客様が、数年ぶりに来店されました。

「変化途中の大切な時期に伺うのが、どきどきします」

と、メッセージくださった彼女。


「今日は、贅沢する日なんです」
「小さなものを少しずつ買ってばかりいましたが、いまは、こういうものをちゃんと買えるようになりました。」

と、ゆっくり絵を見て、薔薇を見て、光がさす時間の移り変わりを静かに感受してくれました。


これから乙女屋が目指すものを、伝えなくても感じてくれて、遠方からはるばる来てくださった。


なんだろうな、なんだろう。

プライベートな話を語り合うとかではなく、それ以上のもののなにかで共感できたように感じる。

表面的な"好き"を共有したり、日常の愚痴を語り発散するわけじゃない。

もっとなにか、深く、曖昧なもの。
連帯感や安っぽい共感じゃなく、自分自身が深めていくもの。

そんな人は、数少ないと思う。

でも、だから、泣けてくるくらいに愛しい。
乙女屋をやっていてよかった。
しかも、乙女屋は、そんなに昔に、彼女に会えていたんだ。それは奇跡だ。

店舗を構えて11周年手前に、とんでもないご褒美をいただいた気持ちでいます。



襟を正し、自分の邪心を捨て、乙女屋を極めたい。


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奇跡みたいなお客様が帰られ、一人になった店内でこの記事を書きました。

ありがとうございました。





by otomeya | 2018-10-29 17:17 | 日々の戯れ

流れていく。

お洋服の取り扱い終了のメールマガジンを発行しました。

どうやってお伝えしようかと、数日、悩みました。

が、結局、用件だけのシンプルな内容にしました。



撮影するたびに、「いい服だなぁ」と、しみじみと魅せられました。


どんなに時間をかけても、今の胸中を言葉にできそうにもない。

メルマガを書き終えて、ここのブログならリラックスして言葉にできるかと思ったけど、やっぱり無理みたい。



うん、やっぱり無理だな。

でも、着実に、少しずつ、決まっていく。

私には、それらがすべて必然に思える。


とにかく、今は、すべての人に感謝の気持ちを伝えたい。


ありがとうございました。






by otomeya | 2018-10-26 13:11 | 日々の戯れ

大切に思う

 とても大事な時間の中にいる乙女屋さんにお伺いするのを、今からどきどきしています。」

と、久々のご来客のお客様からメッセージが届く。


乙女屋のことを、大切に思ってくださる気持ちが、本当に嬉しい。


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大切に思う、て、なんて素敵なんでしょう。



by otomeya | 2018-10-26 08:55 | 日々の戯れ

2018/10/21

昨日読んでいた、江國香織さんのウエハースの椅子という小説より。

あのキャラメル。それが一箱あるだけで、単純に幸福だった。
先のことは途方もなさすぎて、心配できなかった。
妹はただの赤んぼうだったし、恋人はそばにいてくれなかった。
だからキャラメルがあればよかった。キャラメルは、現実に私のものだった。

という一説に、乙女屋で買ったコサージュやリボンのことを思わずにはいられなかった



と、メッセージをいただいた。


そんなメッセージを読みながら、乙女屋に向かい、開店待ちの行列に対応し、その後、重要任務を終えたら、なんかもう、からっぽな今です。


本当にたくさんの学びをいただきました。

本当にありがとうございました。


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by otomeya | 2018-10-21 20:12 | 日々の戯れ

2018/10/21

昨日読んでいた、江國香織さんのウエハースの椅子という小説より。

あのキャラメル。それが一箱あるだけで、単純に幸福だった。
先のことは途方もなさすぎて、心配できなかった。
妹はただの赤んぼうだったし、恋人はそばにいてくれなかった。
だからキャラメルがあればよかった。キャラメルは、現実に私のものだった。

という一説に、乙女屋で買ったコサージュやリボンのことを思わずにはいられなかった



と、メッセージをいただいた。


そんなメッセージを読みながら、乙女屋に向かい、開店待ちの行列に対応し、その後、重要任務を終えたら、なんかもう、からっぽな今です。


本当にたくさんの学びをいただきました。

本当にありがとうございました。


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by otomeya | 2018-10-21 20:12 | 日々の戯れ

自由に

昨日のフリマ、たくさんの方にご来店いただき、たくさんの物を選んでいただきました。

私が不在の間に、新しい出会いがあったりもしたとのこと。

そういうの、とても嬉しい。
やってよかった、と思う。


行動を起こす前、精神がとても弱っていて、なんにもしたいこともなかった。

手放す作業を進めるうち、だんだん今の自分が見えてきて、昨日の夜には、いま、やりたいことも、ほぼ見えてきた。

気持ちは軽やかで、広々している。


じゃあ、やりたいことはなんですか、なんて愚問はやめてね。


このblogを見ていたら、わかるから。


by otomeya | 2018-10-21 12:34 | 日々の戯れ

昨日の来客

昨日の嬉しいご来客。

目利きの作家さんなのですが、

「画像を見ても、ぴんとこなかったけど、手に持ってみると、しっくりきた!」

と、山下美千代さんの陶芸作品をお求めくださった。


実物からしか伝わらないもの、やっぱりあることを確信できた出来事でした。


これがあるかぎり、お店の必要性、きっとあるよね!







by otomeya | 2018-10-20 12:07 | 日々の戯れ

終わり

終わりが近づいている。

いろいろな、終わり。

「信頼するけど、期待しない」

は、家入さんの言葉らしいけれど、
先日、来店してくれた大先輩も同じことを言ってた。

「期待しなくなるよね、
欲も、なくなるよね」

私は、まだ、その入り口にたったばかりだろうなぁ。

期待はしないけど、まだ目の前の人に気に入られたいという欲があり、まだまだ、人に出会い、語り合い、ほんの一瞬でも、心が通えたら嬉しいし、会わなくても信じあえる、本当のことがあるように信じていたい。

それは、きっとまだまだ欲望があるんであって、だから、乙女屋を続けたいのだろう。

これからの乙女屋、どうなるんでしょうね。





by otomeya | 2018-10-19 20:24 | 日々の戯れ