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「ビロードうさぎ」

親から子へ、愛されて60年の絵本を紹介です。



「スザンナのお人形」という絵本。

私はこの絵本、山吉由利子先生が好きな本として話されていたのをきっかけに取り寄せました。
冒頭のスザンナのお人形のお話もとてもよいのですが、一緒に収録されている「ビロードうさぎ」に、やられました。

酒井駒子さんが翻訳・イラストを手掛けた ビロードのうさぎ はすでに持っていたのですが、文章量がそもそも違う。

石井桃子さんの翻訳、何度よんでも、胸がきゅーっとなって、声を出して泣いてしまいます。

なんてなんていい本なんだ!!!というのは、そうなのだけれど、ちょっと違う。
切ない?んーそうなのだけれども、ただ、それだけじゃない。
魅力を言葉にすればするほど、読んで感じるこの心の想いとはぐれていく。

もう諦めた!
奥深い魅力があるお話なので、うまく表せないくらい素敵なお話!
私の感動は今回は伝えません。

あなたの心眼で読んでください。

私は、読み返すたび新しく感じる箇所があり、一方で、同じところでも何度も泣きます。
そして、読むたびに思います。
乙女屋が一番伝えたいことは、このお話に凝縮されています。

なので、騙されたと思って読んでください。

以下の文字をクリックしてもらうと、amazonから購入できます。
遠方の方、amazonをご利用ください。

スザンナのお人形・ビロードうさぎ (岩波の子どもの本)



そして、この絵本、乙女屋店頭で販売できることになりました。

ご来店できる方は、ぜひ、乙女屋でお求めいただけましたら幸いです。


どうぞよろしくお願いします。






by otomeya | 2018-01-23 14:06 | 乙女屋推薦本

きらきらしていたよ。

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昨日は、「ヱリィの日」というイベントをしました。
ヱリィさんという方にお手伝いをしてもらう日なんですが、いやー、もうなんでしょうね。
とてもとても楽しかったです、ひたすらに。

いいものがあるから、いい人が集まる。
人と人が同じ時間を共有し、同じ志を持ったり、それぞれの思う自分を生きるために協力し合ったりする。

「私ってこういう人間だな」って思っていることが、他者と関わることで、なにかしらの化学反応が起きる。
物が動いて、人が出会って、それぞれがまた反応しながら生きていく。
気が付かなかったことに気が付いたり、新しい行動を起こしてみたくなったり、する。

わー。なんてなんて、なんていいいんだろう!と、言葉にうまくできないのだけど、本当に嬉しかったです。

力みすぎないで、また次もできたらいいなー。
そしたら、またきっと、次に繋がるんやろうなぁ。

あー、もう、本当に楽しい。

これからも、乙女屋をこういう感じで、開放していきたい。

そんな気持ちになりました。

最近好きな言葉は、「則天去私」です。







by otomeya | 2018-01-21 12:10 | 日々の戯れ

わたしへ。

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「angels,angels,angels」






by otomeya | 2018-01-18 21:00 | 乙女屋推薦本

「迷子の音楽会」

アンティーク喫茶迷子での「迷子の音楽会」が決まりました。


日時 2018年2月18日(日曜)   
16時より集合 16時半~18時まで
場所 アンティーク喫茶 「迷子」
(迷子 HP →http://maigobook.tumblr.com/
参加費 1800円 (珈琲付とお菓子/当日払い)

京都・銀閣寺近くのアンティーク喫茶「迷子」にて
迷子所蔵のSPレコードと、歌い手・泉子さんのお歌を楽しむ小さな音楽会です。


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ヴォーリズ建築の建物の中の一室。
美しい空間で、古本と珈琲の香りと、静かな音楽の時間です。

新しいSPレコードを含めて、プログラムを考えてくれているそうです。

ぜひ、ご一緒しましょう。

完全予約制です。
お名前、参加者数を下記のオーダーフォームよりお知らせください。

ご予約先:https://otomeya.ocnk.net/contact (乙女屋)

(2月16日 ご予約締切ました。予定通り開催いたします。はがきで返信くださった方のお席もご用意しています。
皆様のお越しをお待ちしています)


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■関連記事■

夏の音楽会のレポート →「乙女屋店主の日記/迷子の音楽会」
秋の音楽会レポート →「乙女屋店主の日記/迷子の音楽会」
春の音楽会のレポート→「乙女屋店主の日記/春の音楽会」












by otomeya | 2018-01-12 17:54 | 乙女屋イベント

2018/01/08

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2018年の店舗営業が始まりました。

吉田キミコさんの絵がある空間、最高です。

今日は、冷たい静かな雨の祝日。
誰も来ないので、絵を前に椅子を置き、絵を眺めて思うことを、文章にしようと思う。

が、うまくいかない。

率直な最初の言葉は、

「なぜ、こんな空気を描けるんだろう。」

これだった。

この、なんというか・・・・なんだろう、もう、たまらなく、私は、ただただ好き、この絵が放つ空気が。

正直に言います。
私は、この絵を見て、素通りできる人の気持ちがまったくわからない。
何も感じない人のことも、なにもわからない。
私のほうが少数派なのだと、思うようになった。
それは、いろいろな経験をし、いろいろな人と出会い、経験を共にしたから。
色んな人がいて、それぞれの価値観で生きている。それでいい、それがいい、そう思う。


だけど、それでも、絵を前にして、私がこの絵を、言葉にできないくらい好きだと思うのは変わらない。

いろいろな経験をしたいま、むしろ、以前よりもますます愛しい。
この絵があるこの空気があるから、この場所を離れているときも、安心して社会と関わり生きていけるのだと思う。


と、いうのが、私の率直な想いです。

それでいいやん、という話なのですが。

が!
この絵を販売しようとする人間の言葉として、それだけでは何も伝わらない。



なんとか、この絵について言葉で説明してみたいと思う。
しかし、どうにか言葉にしても、嘘っぽく、何か違うねん、そうじゃないねんなーって自分の文章に違和感を持つ。

だんだん、これ、もう無理や、なんて思い始める。


なぜか。

それは、そもそも、この絵が放つエネルギーの次元が、今の世間に溢れるものとなにもかもが違うように思うんだ、と感じたから。


たとえば、うさぎを抱いた少年、という言葉から、人が思い浮かべるイメージは、それまでに自分が見てきた物を思い浮かべるだろう。

印刷物かも知れない、ネットの画像かもしれない、手のひらサイズの小さな絵かも知れない。

それを頼りに、言葉から、この絵のことを想像するだろう。
だけど、世間に溢れるうさぎの絵と、この絵はなにもかも違う。
ありがちな、”毒がある”とか、”孤高な”とか、”ノスタルジックな”とか”アンティークっぽい”とか、”油絵”とか・・・・
言葉にしたときに、私自身が思い浮かべるものとさえ、すでに違う。

実物を前にして感じる、大きさと質感、その絵が放つエネルギーは、なにもかも違う。


だけど、違うからこそ、乙女屋にある意味がある。
この絵を、手元に置きたいくらいに惚れ込んでくれる人は、誰だろう?

きっときっと、いるはずなのだ。

もし、現れないのなら、数年後には私のものにしようと思う。

きっと、年月が過ぎれば過ぎるほど、この絵への愛しさは増すだろう。


今すぐ、金銭に変わらないことで、落ち込むことはしない。

だって、金銭に変わるという理由で、この絵を愛しているわけではないから。


とはいえ、この絵を、手元に置きたいと思ってくれる人には、会いたいと思う。

だって、その人は、きっときっと素敵な人に違いないから。

















by otomeya | 2018-01-08 13:58 | 吉田キミコ

1月

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寒空の下、雑踏の街を歩いていたとする。
偶然通りかかった店先の、
温かな灯りの窓の向こうに、こんな世界が広がっていたらどうだろう?

どこか、孤独感がある少年の油絵は吉田キミコさんの作品です。
この絵を見たとき、寒い季節、通りから窓越しにこの絵を見たい、と思いました。

そして、この絵が乙女屋に来ました。
思っていた場所に飾り、通りに出て、窓越しに見つめました。

思い描いた通りの光景があって、悲しいくらいに愛しくなりました。



私は、絵が大好きで大好きで、あちこち見て回るのが好きなのではない。

ただ、なにかこう、掻き毟られるように惹かれるこういう瞬間に出会いたい、ただそれだけ。
そういう瞬間であるならば、対象が絵であろうと、古物であろうと、文章でも音楽でもいい。
自分の奥底と見えない何かがアクセスするような言葉にしがたい恍惚、そのために生きている。



私以外の人で、この絵に心が惹かれる人はどんな人だろう。


その人に会うために、私は乙女屋で待っています。








by otomeya | 2018-01-06 23:55 | 吉田キミコ

2月の展示について

今年の予定を少しずつ調整しています。

なんとなく見えてきました、うん、いい感じだと思えます。



まずは、2月に個展が2件あります。

2月3日(土曜)~7日(水曜) tougenkyou (ぬいぐるみ)
2月14日(水曜)~20日(火曜) おぐらとうこ (人形とオブジェ)

この2つの展示は、各作家が在店し、接客もすべて対応します。
基本的に乙女屋店主は在店しません。
その理由は、作家自身の接客も含め、個展として世界観を感じてもらいたいと思ったから。


各作家、過去に乙女屋で作品をご紹介したことがありますし、他店でも活動しています。
いつもの感じより作品数が多いね、という程度になってほしくないと思うし、
私自身が、店の立場としてではなく、その作家さんの世界観を純粋に感じてみたいとも思いました。

ある人の作品だけで、空間が構成され、その真ん中に立って、作者自身が自分の世界を確認すること。
その場所に、様々な人が訪れ、自分と違う感想を伝えてくれたり、共感してくれたりすること。
中には、お金を払ってでも、手元に置きたいという人と向き合うこと。
それは、作家が成長するにあたり、とても重要なことだと考えます。


物を作って、それがお金に変わればいい、というだけならば、もっと効率のいい方法があるのかもしれない。

でも、そうじゃないものが、あると思うんだなー、私は。


そういう想いで、乙女屋の空間を利用してもらうのは、今回が初めての試み。


それがどんな結果になるか、私もとても楽しみです。

■【桃源郷 tougenkyou】個展
詳細→http://otomeyasweet.blog.fc2.com/blog-entry-532.html

■【おぐらとうこ】個展
詳細→http://otomeyasweet.blog.fc2.com/blog-entry-536.html


ぜひ、お運びください。














by otomeya | 2018-01-05 22:53 | 日々の戯れ

和ばらが教えてくれたこと


12月のWABARAの日(→http://otomeyanet.exblog.jp/26320528/)で、選んでくれた方からの嬉しいメッセージをご紹介します。

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この3本ブーケを作られた方。

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この組み合わせ、私も本当に大好きで、お店で何枚も画像を撮らせてもらいました。
本当に可愛かったー!!!!
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お客様が撮影された持ち帰り直後。

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お部屋に飾っていただいた様子。

その後も、とても大事に大事にしていただきました。

その方から頂いた次の言葉に、私まで泣きそうになりました。

「今年の最後にWABARAに出逢えたことは、あたしにとって奇跡のようなことだった。
物心ついた頃からのひっかかりがいつしか呪いみたいになっていて、それをずっと悩んでいたけれど、そんなのは取るに足らないことだと、教えてくれた。
来年からは、きっとまた違う自分になれる」

「(和ばらが)移り変わる姿を見て、
自分が定まらなくてもいいということ、
地に足をつけなきゃという強迫観念みたいなものから解放されました!
あるけどないもの、これが欲しかった答えでした」


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とてもとてもとても、本当に嬉しいです。


無理しないで、痛くないように、少しずつ。
丁寧に自分の想いを実現していけるようになりますように。



■関連記事■
「和ばらの日♪」→http://lilygratia.exblog.jp/m2017-09-01/

「きっと私たち人間一人一人も、
この花のように全てが美しく奇蹟のような存在であるはず。
それを私たちは忘れてしまっている。

思い出しなさい・・・・・。

和ばらはそう告げてくれました。」

と、記事に紹介いただきました。




■WABARAの日■
毎月第四土曜は「WABARAの日」。國枝啓司さんの生み出す和ばら(生花)を販売します。
詳細は→http://otomeyasweet.blog.fc2.com/blog-entry-506.html





by otomeya | 2018-01-04 17:56 | 和ばら

明けましておめでとうございます。

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今年はどんな年になるでしょうか?

昨年の今頃は、たくさんの作品とたくさんのお客様に囲まれていたなぁ、
なんて、考えながら、この記事を書いています。


いろんなことに対して、「こうでなければならない」という思い込みがあったんだなぁ。
「こうでなければならない」の呪縛をひとつずつ、開放していくような日々でした。

何か物事を達成するために、
何かを守るために、
何かを貫くために、
本当のことに辿り着くためには、ぼろぼろになってでもいこうと思った。

ぼろぼろになることだけが、その手段じゃない。

むしろ、その逆で、自分自身が整った状態で、満ち溢れていくことが、自然なことなのだと、今思います。


ひとつの呪縛を解いたら、また次の呪縛が現れて、
ああ、これも実は私の考えじゃなくて、誰かからなんとなく持たされていたものなんだなぁって気が付く。
簡単に手放せないことも多いけれど、少しずつ、少しずつ、手放していこう。

一人の私ができることには限りがあると気が付いたから、
大事なこととも、10年前と同じ関係でいられなくなることもある。
だけど、それは決して、それで終わりではない。
今の段階では、少し、距離をとる。
その先のことは、まだ誰にもわからない。

仲良しの子といつもの合言葉。
「今、この瞬間から、生まれ変われるよ。
この先に、何が待っているかわからないから、頑張ろう」


大丈夫、大丈夫。
まだまだ、いろいろ怖いけど、
大丈夫、大丈夫。


「新しい扉を、開きましょう。
今年は、良い年になりますよ。」


尊敬する人からの初めてのメールに、そう書いてあった。


そんな乙女屋の2018年1月3日。






by otomeya | 2018-01-03 17:17 | 日々の戯れ