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神戸

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神戸で1週間、イベントのお手伝いをしています。

旧居留地付近を歩くと、パリにいるような錯覚を感じる。美しい街って尊い。
青春の頃、憧れてよく歩いた。
お金がなくて、お茶も出来なかったけど、街並みを眺めてあるくだけで、幸せな気持ちだった。




ひさびさに神戸に来たので、いろんなお店を見てみる。
値段に対して、どれくらいのクオリティのものが提示されているか、自分が受けて快適な接客の間合いは?内容は??といたいリサーチも兼ねて。
わたしの文章を褒めてくれる人がいて、とても嬉しいけれど、アーティスト気分に自惚れたくないと思う。

わたしは小売店として、販売員として、良い仕事をしたいという意識にこだわりがあるみたい。

前に、先輩に、"士農工商、だよ。なんとおだてられても、浮かれるとだめだよ。立場をわきまえて。それでもやりたいなら、命懸けで、自分らしく"、と言ってもらった。それをいつも肝に命じている。

同時に、販売は、ただものを右から左に動かすだけじゃないと思っている。価値観が多様で物と情報が溢れ、あらゆるマーケティングの罠があるいま、自分らしく、自分に必要なものを選んだり見つけたりすることは難しい。

私自身は、カウンセリングより、販売員の人に助けられた。自分では選ばなかったけど、すすめてもらううちに挑戦したくなり、(服の場合)、試着して、今の自分を見つめなおせたり、(インテリアの場合)、自分の大事にしたいことを確認でき、そこで毎日過ごすことは、自分だけの人生をていねいに愛おしむことができた。

自分にとってなにが大切か、見つけることができた。

販売実績のスゴ腕は、目指してない。


誰かを幸せにしたい、
でも、それも奢り。
あらゆる人は、自分自身でしか幸せになれない。
でもせめて、幸せになろうとする人、自分になろうとする人に、必要な情報と空間を、提供したいとおもう。



by otomeya | 2018-11-30 08:52 | 小売店として

2018/11/21

Melancolia Storytellingさんの展示とライブの記事を書きました。

感じたことを、押し付けがましさなく、伝えたいと思う。

が、非常に非常に難しい。

書いてみては、違うと思う。
書き直しても、余計に違う気がする。
書き足してみて、口説くて、伝えたいことがぼやける気がする。

ひとまず、妥協点で更新する。
なぜなら、私の仕事はBlogを書くことだけじゃなくて、納得いくまで書き直したら展示期間が終わってしまう。

ひとまずアップしたものを読み返す。

で、気がついたことがあった。

「ロルカ」について。

たしかに、私はライブ中も、ロルカの生まれたエピソードは、Melancolia Storytellingの独特でありながら長く読み継がれている絵本みたいな共有感覚が感じられる象徴のように感じた。
代表曲のように感じたし、とてもいいな、と思った。
が、その時は、ここまで偏愛することになると思わなかった。

偏愛するきっかけは、次の日に訪れた。
乙女屋に向かう道、朝の光を感じながら、ふと、脳内にメロディが蘇り、口ずさみたくなった。

「ロルカ
ロルカ、帰ろうか」

自分にしか聞こえない小さな声で、歌ってみた。

"か"

のたびに、心が静まり、階段を降りていくような感覚があった。
その階段の先にある場所は、本来の自分の居場所。

うん、帰る。
帰れるんだ、この歌で。
この歌を、呪文みたいに小さく呟いて、あの場所に帰れるんだ、って、そう感じて、泣きそうに震えた。



「ロルカ」のMCで、"歌は、悲しい現実を甘い幻想に変えて残すことができる"という趣旨のことを、斜に構えるでもなく、かっこつけるわけでもなく、照れるわけでもなく、俯きながら、さりげなく呟いていた。

それを踏まえて、"郷愁と虚構の「ロルカ」"と私がツイートしたのをきっかけに、「ロルカ」を聴いてみたいから、CD買いますとオーダーくれた方が数名いました。


Melancolia Storytellingさんは、その名前のコンセプト通りに、MCも含めての魅力が非常に大きい。
淡々と語るいろんなお話とうたが絶妙に絡み合い、ライブ全体で物語のよう。

それが、CDだけで、どこまで伝わるか。
がっかりしないだろうかと、心配で、ちょこまかしていました。


でも、今気がついた。

CDを買って、聴いてみて、ご自身が好きなワンフレーズでいいから、ひとりでこっそり、口ずさんでみてほしい。

CDを聴き終えてすぐじゃなくていい。
いつかふと、思い出したらでいい。
寒い帰り道、眠る前、冷たい朝の道、おやつの時間、
いつでも、それもご自由に。

そのとき、なにか感じるものが、それぞれにあるんじゃないかなぁ、そんなうただと思います。

よろしくお願いします、






by otomeya | 2018-11-21 20:26 | 日々の戯れ

2018/11/18 朝

昨日は、乙女屋でライブをしました。

(ライブ企画のきっかけ→https://otomeyanet.exblog.jp/27559352/)


まっさらな気持ちで、きっかけから少しでもダイレクトにいきたくて、あえて音源を聴くのは避けていました。
(せっかく事前に送ってもらってたのに!)


ライブは、非常によくて。
ご来客の方も素敵な方で、今までにない乙女屋の空間がすごく心地よかった。

それは、相澤さんの音楽?物語?なんだろう、なんかうまくいえないなにかについて、ありきたりじゃない洞察を深めて紡がれる根っこのコンセプトが、今の私に、ちょうどよかったんだと思う。

プライベートなことで強烈な無常に向き合う必要があるこの頃に、いままで聴き馴染んできた音楽はすべて、密接に結びつき過ぎていて、どうしようもなかった。

まっさらに初めて、乙女屋で初めて奏でられた音楽は、still waterのようで、小さな光の粒みたいに、小さく囁かれていた。うーん、この表現が、適切なのかわからないけど。


で、一晩が明けて、乙女屋に向かう電車の中でこの記事を書く。自分のために、書いている。

うん、私、いままで優しい歌に触れてこなかった。
私が今まで求めた歌は、そういう優しさじゃなかった。
でも、そういう優しさじゃない歌にしか、共鳴できなくて、それが私の根っこであって、それはきっと死ぬまでそう。その歌の代わりになるものはない。代わりに歌える人もいない。その歌に出会えたから、もうそれだけで、この毎日を生きられる。その歌を恥じないで聴くためだけに、私は生きている。

でも、だからこそ、その歌は私に自由であることを許した。捉えて欲しかったのになぁ、生きていかなきゃ、いけなかった、自分でいなくちゃいけなかった。


ヒーリング音楽なんて糞食らえと思ってる節があるけれど、相澤さんの音楽、そんなんじゃなくて、よかった。

本当の優しさってものを、私はある人からもらったことがある。だから、優しさについてだけは、真贋見極められるんだ。


でも、優しい嘘とかあるから、人間て面白いよね。
場合によっては嫌いじゃないないねんなー。


朝からすみませーん!



by otomeya | 2018-11-18 10:54 | 日々の戯れ

うさぎ

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うさぎの補修、完了!
我ながら、可愛くなりました!

片耳だけ、ワイヤーを入れました。

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片耳だけでいいの?とも言われましたが、
もう片方は、しっかりついているので、それをわざわざ取り外さなくてもいいように感じました。

あと、なんとなく、ぴーーん!と立っているより、くったりした感じが、乙女屋は好き。

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表面を軽く洗浄して、ブラッシングをしました。

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アンティークシルクリボンを首に結んで完成!!


気に入ってもらえるかな?


ちなみに、ほかにもビンテージうさぎぬいぐるみの在庫があります!!!

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ちょっと雰囲気が変わってしまったので、もし、他の子にトレードしたくなりましたら、お知らせくださいね。




by otomeya | 2018-11-05 19:05 | 日々の戯れ

岡本太郎

うさぎのぬいぐるみの補修を任せてもらい、久々にお針箱を取り出したり、昔話を思いだしたり。

あの人のアトリエでみた古いくまさんみたいに、わざと赤い糸で直してみようか?

とか思ってみたりするけれど、あのくまさんが可愛かったのは、物珍しさを狙った感じがないのがよかった。

"へたうま"という単語は90年代だったかに、流行した死語だけど、それは、好ましくない。

ではなんで、あのくまさんを好ましいと思ったのだろう?と考えていて、思い出したのは、岡本太郎の言葉だった。


技術的に優れたものは、非の打ち所なく、素晴らしい。
でも、そうじゃないけど、歌わずにはいられない衝動が伝わる未成熟ゆえの力がある音楽みたいに、下手かもしれないけど、自分の一生懸命さで向き合い、他者の評価に左右されないことの強さ。

既成概念からの解放。

みたいはものを、私は、なんか、あのくまさんと、それを大切にしていた作家さんのありかたから、感じていたんだなぁ、

とか、思って過ごしていました。




by otomeya | 2018-11-03 21:08 | 日々の戯れ

嬉しい

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古いぬいぐるみの補修のお仕事。

思い出すのは、とある作家さんのベアコレクション。
その作家さんの集めるくまさんは、古いものばかりで、不器用な補修がなされたものがいくつかあった。

まったく本体と色が真逆な糸で、ザクザク縫われていたり、まったく異なる柄、手触りの布で、あまりにいいかげんに見えるような手法で補修されていたりした。

手荒に見える修復方法を、
「大胆よね!」
「思いつかないなぁ!」と、にこにこと、ひとつひとつの箇所を慈しんでいらした。

「大事にされた痕が愛しい」、と、アンティークベアを評するときに使いならされた感じとはまるで違っていたし、時代も、今より随分前の話。


任せてもらったうさぎの補修を、どうしようかと考えながら、そのことを思い出した。


好きな絵を飾り、花を飾り、空間を整え、椅子に腰掛けて、傷ついたぬいぐるみを、乙女屋でしかできない雰囲気に手直ししてあげられるようになったら楽しいだろうなぁ、とか、空想する。


誰が見ても上手であること以外にも、ものにはいろんな視点のいろんな魅力があっていい。

みんなにそれを伝えたいとは思わない。
わかってほしいとも望まない。
私が、そう思うだけ。
そういう自分でいつづけたいだけ。

それをわかってくれる人が来てくれたら、とても嬉しい。


和ばらに出会った今、私は、心からそう思える。

望みがあるとするならば、私が自分を信じ続けられるだけの力と実力があること。

だれかが認めてくれるかどうかは、その副産物。

もし、いてくれるなら、心から感謝する。

ただ、それだけ。


さて、うさぎを、乙女屋好みに直してあげられるかな?

わくわく!





by otomeya | 2018-11-02 15:30 | 日々の戯れ

乙女屋にて

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乙女屋 営業中です。
昨日、納品していただいたばかりの "no name doll"、昨晩と同じく、キャビネの中で寄り添ってます。

いる、いるわーー、という気持ちになって、一人なのに、にんまりします。

不思議な存在。
愛しいな。


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この子たちに作者がつけた名前が、もう、まさにとてもいいなと思っている。

この二人の存在感にインスパイアされ、わたしの中でも閃きがありました。
それがなにかは、まだ秘密ね。
空想だけで、すでに楽しい。
というか、空想が一番楽しいのよね。
実際に始めてみたら、思い通りにいかないし、自己嫌悪になる現実ばっかりだもの。

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昨日の楽しかった思い出を片付けながら、本日の業務にとりかかりましょう。


やりたい空想を楽しめる幸せ
楽しくはないけど、必要だと感じる業務があること、それをこなせるだけの健康が自分にあること。

それだけで、わたしはいま十分に満たされた気持ちです。

あなたは、どう?




by otomeya | 2018-11-02 15:10 | 日々の戯れ

11周年

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11周年の記念日、楽しく過ごせました。

乙女屋があることをお祝いしてくれる方がいました。

とても、嬉しかったです。


これから先の乙女屋は、いままでと変わるところがあるかと思いますが、自分の中では、とても自然です。


やるべき課題はたくさんありますが、焦らず、ひとつずつ、向き合っていこうと思っています。

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まだ出会っていないけど、なにか予感がする。

それが、かなり確信に近い。
不思議な感じ。

「大気圏突破」した感じが、自分の中に。
センチュリーボーイが脳内に流れています。




by otomeya | 2018-11-02 10:19 | 日々の戯れ